第6話 世間は狭い…

小学生の頃、学校の近くの住宅で殺人事件が起きた。

事件現場は友達の家の隣。

第一発見者は友達のお母さんやった。

犯人は逃走中でそこら中に警察官がおって不審人物見やんかった?とか色々聞かれた。


確か一週間ぐらいで犯人はつかまったはず。自首したとか言うてたけど、あんまりハッキリは覚えてない。


今でも、あんな事件あったよな~と話題にするくらいには当時の自分達にとっては大事件やった。


で、大人になって母からこの事件についての衝撃の事実を知ることとなる。


実は事件の被害者は家が借りてたガレージの大家さんで、犯人は昔祖父の下で働いてた人やったらしい。


な、なんとっ…


世間ってほんまに狭いんやなあと思った次第。

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