第２章　ミッション開始!!

　１９：０８　賞金四万八千円を突破。もうそろそろ十万円だ、とテツは喜びをあらわにした。

　そんなテツの配給スマホがなった。

　なんだ？　と思いながらテツは通知を止め、内容を確認した。

「１９：１５までに逃走者が５回ハンターに追跡され、逃げ切らなければ、ハンターが３体増える。」

　なるほど危険を犯せば犯すほどいいらしい。１人では３回まで効力を発生する、と書いてあった。テツは棒人間に電話をかけた。

「何？」眠そうな棒人間の声。どこかの壁にもたれて眠っていたのだろう。

「ミッションやる？」

「もちろんやるさ」棒人間はミッションだけ見て眠っていたらしい。

「何回追われる？」

「でも、２回が限界かなー」

「僕も……」

　言ったそばから、テツはハンターに追われ始めた。

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