第51話 監禁されて草
「お前の話、世迷言ではないようだなプリシラ。過去の私のことを当時生まれてもいないお前が知れるというのは普通ならばあり得ないからな」
「そうでしょう!」
魔王に処断されそうになり、命乞いにゲームの知識を開陳した結果、プリシラの処断は見送りになった。
当然原作の知識を漏洩すれば知った魔王や他の面々によって物語の欠けては行けない主要人物──主人公などが殺されストーリーラインがめちゃくちゃにされ、先の予測がつかなくなる可能性があることをプリシラはわかっていたが今助かれば未来のことなどもはやどうでも良かったので全てをぶちまけってしまった。
全て話しきれるわけもなく大筋だけではあるが、それでもこれから訪れる最大の障害──主人公を潰すには十分。
「確かにお前を生かすことに一考の価値はあるようだ。だが私の想像のつかない手段で知り得たという可能性もなくはない。しばらく様子を見てその予言の通り事が運ぶかどうかを見て本当かを判断しよう」
このまま主人公を潰すことは可能だったが、シドによってもたらされた大打撃により慎重になっていた魔王は様子見に回ることにした。
予言に干渉できる人間──シドがいることでいつ予言がズレるかもわからないこともあり、プリシラにはあまり嬉しくない選択だった。
「そんな手段はありません。あなたの過去を知る人間は皆死んでいるのにどうやって知るんですか。人族側には予言を知っている人間がいるかもしれないんです。早く動かねば手遅れになります」
「逆鱗に触れたぞ。事が明らかになるまで懲罰房で監禁する」
様子見を回避するために言葉を募るプリシラだったが魔王の逆鱗に触れ、懲罰房に監禁されることになった。
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