あのちんぽこよ、どこ行った - 僕のちんぽこの変化
@ponderingo
第1話 はじめに
この記録は、僕のちんこが辿ってきた変化の記録だ。
人間の体の中で、ちんこほど劇的に変化を遂げる部分は他にないと僕は思う。
手や足は成長とともに大きくなる。ただそれだけだ。顔立ちだって変化していくけれど、目は目、鼻は鼻のまま、基本的な形は変わらない。
しかし、ちんこは違う。幼い頃から大人になるまで、その姿も役割も、まるで別の器官に生まれ変わったかのように変化していく。おしっこをするためだけの単純な器官だったものが、性的な快感を覚え、さらに子孫を残すという重要な役割を担うまでになるのだ。
外見の変化も顕著だ。幼い頃の小さくてつるんとした愛らしいちんこは、思春期という節目を境に、以前の可愛らしさは跡形もなく消え去り、太く、長く、しっかりとした存在感を持つ、大人の性器へと変貌を遂げる。
その変化は、ただ「成長」したという言葉だけでは片付けられないほど劇的だ。
かつてはちんこの周りのつるつるだった肌は、いつの間にか黒々とした陰毛が生えることで覆われていく。気づけば少しずつその範囲が広がり、無垢で子どもらしさの象徴だったその部分が、気づけば完全に大人らしい外見へと変わり果てていた。
幼い頃のちんこと、大人になった今のちんこ。同じ体の一部であるはずなのに、その姿も働きも、まるで別の生き物のように変わってしまった。その不思議さを、そしてその変化を、僕はどうしても残しておきたいと思う。かつて僕のちんこが小さく可愛らしかったという事実を、どこかに刻み付けておきたいという思いなのだ。
子供の頃、ちんこを露出することに対して、僕は全く抵抗を感じたことがなかった。むしろ、それはごく自然なことであり、僕自身もそれを恥ずかしいとは思わなかったし、周囲の大人たちもそれを問題視することはほとんどなかった。
例えば、お風呂上がりに裸で走り回る僕を見て、大人たちは咎めるどころか、微笑みながら笑い声を上げるだけだった。その場には、何の緊張感も、隠すべきだという空気感も存在しなかった。ただ、そこには幼い僕の無邪気さと、周囲の温かい目があった。
けれども、今はどうだろう。もし大人になった僕が、あの頃と同じようにちんこを露出したら、どんな反応が返ってくるだろうか。それは非難や驚き、あるいは軽蔑の目で見られる結果にしかならないだろう。子供の頃に当たり前だった行為が、今や許されないことになっている。それを考えると、僕は「あの頃の無邪気さ」は完全に失われてしまったのだと痛感する。
大人になるにつれて、ちんこの存在そのものがまるで別物のように変化していった。
子供の頃は、ただ排泄のための器官。
それが、成長とともに変貌を遂げ、今では性的な象徴となり果てた。欲望の起点となり、性欲を感じる器官としての役割を担い始めた。それだけではない。今ではちんこは隠さなければならないものになってしまった。
無邪気さの象徴だったちんこ。それが成長とともに欲望の象徴へと変わり、それに伴い僕自身の意識だけでなく、周囲の見方や社会の捉え方までもが大きく変わる。子供の頃に「自然」とされていたものが、大人になった今では「不自然」「不道徳」とされる。そんな変化を遂げるちんこ。
これは、僕自身が経験してきた、ちんこの変貌の物語だ。
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