第4話

島にただ一つある小料理屋、結には

漁師の男達、役場の職員など、島の男達が一堂に集まっていた。

その男達のオアシスが川西結衣である。

長い胸までのウエーブをまとめ上げて仄かな色香を出している。

「結衣ちゃん、ビール追加で」

「ちょっと源さん、飲み過ぎじゃない?」

結衣がビール瓶を渡しながら言った。

「これが呑まずにいられるか!今度来る医者っていうのがさ、問題起こして病院に居られなくなった野郎だって言うんだよ」

「源さん、それ、本当か?」

「役場の誠司が言ってたんだから間違いねえ」

「マジかよ……!」

漁師の1人が声を上げた。

「要するに飛ばされて来るって事だ」

他の漁師達もぼやき始めた。

「今度のもまともじゃないの?亜紀も可哀想

に」

結衣が話に入って来た。

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