第11話
「お前、まさか本気にしてないよな?」
向井千早が言った。
自分のマンションのリビングに恋人と一緒にいた。
「まさか」
河添奈美は作り笑いを浮かべた。
「ならいいけど」
「でも悪い気はしてないでしょ。結構可愛い子だったし」
奈美の話を聞いて千早は思わず笑った。
「15歳の女の子だよ。悪気があったわけじゃない」
「…… 」
「この話はもう終わり」
奈美はソファーに座っている千早に抱きついて来た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます