第3話

「ねえー。優衣は好きな人いないの?」

「特には」

優衣はあっさり答える。

「小林君に告られたじゃん」

「小林君はクラスメートの1人」

「優衣、理想高すぎじゃないの?もしかして3年の岸本先輩とか狙ってるんじゃないでしょうね!」

「誰だっけ?それ」

優衣がそう言うと、友達はズッコケそうにな

る。

「アンタねえ!陸上部のエースで超イケメンの岸本大地先輩を知らないって言うの⁈」

友人の皐月が迫って来る。

「学校で1番の人気だよ!」

祐実も声を上げる。

「あ、そう」

優衣はキョトンとしている。

「優衣。勿体ないよ。人気高いのにさあ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る