第2話 聖教国にて勇者召喚
「魔王軍が活発に活動して魔王が宣戦布告した今、勇者を召喚しなくてはならない」
「それでは教皇様、勇者召喚をするのですね」
此処暫くの戦い、我々人類は魔族に押されていた。
その結果、我々は勇者の召喚魔法を行う事を決めたのだ。
「そうです、今がその時です、さぁやりましょう」
我が聖教国は古に伝わる勇者召喚を行う事になった。
あらかじめ用意した召喚の魔方陣に司祭10人が祈り聖なる魔力を流し込む。
しばらくすると魔方陣は輝きだし、その中心には1人の男が立っていた。
「おおう、勇者よ!来て下さるとは!」
「......」
何故か、勇者として召喚された少年は我々を値踏みするかの様に眺めていた。
私はその視線に耐え切れず……
「勇者よもし.......我々の代わりに魔王を討伐して下さるなら、討伐時にはなんでもお望みの物を差し上げましょう」
「そうか、女神の言う通りだ......ならばこの、勇者天城翼が魔王を倒してやろう......その代り言った事は忘れぬな!」
「はっ宜しくお願い致します、勇者様」
この勇者召喚により、世界は大きく変わろうとしていた。
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