第4話
しばらく待っても、なにも起こらない。おかしいと思い、リズは青白い光をまじまじと見る。
青白い光は、リズよりも少し年上の少女の姿をしていた。
「も、もしかして精霊さん? ごめんなさい、私、まだ死にたくないです!」
リズは慌てるが、精霊はリズに向かって両手の平を向けた。どうやら、落ち着かせようとしているらしい。
何やら精霊はリズに向かって何かを伝えようとしているように、身振り手振りを始める。
今ひとつリズには伝わらないことに気がついたのか、精霊は少しその場を離れると、程なくして細い木の棒を持って戻って来た。
どうやら、リズにどうしても伝えたいことがあるらしい。
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