第2話 暗殺スキルはこう使う

※※Crazy hit manにスキル暗殺者を授与します※※

※※それに伴い系統スキルシーフとアサシンを授与※※

※※確率授与スキル陰陽を授与※※


「陰陽?なんじゃこのスキル…聞いたことない…」


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なんそれ?


Wiki見てくる


おいおい確率授与スキルって事は何%かの確率で授与される系統スキルじゃねぇのか?知らんけどw

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「よくわかんないけどスキルはあるに越したことないでしょ!

ここからは今手に入れた陰陽スキル以外の説明だぜ!

まず…アサシンから!こいつの能力は物質の変換!

簡単に言うと気体を固体、液体に変える能力!しかもスキル使用不可の室内でも使える!」


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そんな強かったか…?


はて?(・ω・)イミフニダ

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「次!シーフ!これもスキル使用不可の建物内で使えて、音無く相手を始末できる!この2つを使ってグランドモンスターを始末する!ということで防具を買うための資金が必要なので…モンスター狩りに行きましょう!」


※※森林奥深くにて※※


『ガウ!グルルル!』

オオカミに似ているこのMonsterPlayerを解説する配信者、酷い絵面だ。

「こちらに見えるオオカミ風Monsterは序盤に出てくるビギナー狩りオオカミとよく言われますが、実際は能力値はかなり低いですなのでサクッと倒しましょう!」

『スキル︰アサシン 湿度を固体 形状を刃物に変換』

『スキル︰シーフ』

ザシュッッ

暗殺系統スキルシーフは発動させれば本人が意図せずとも敵の急所を的確に狙う。

「始めて倒したMonsterはビギナー狩りオオカミとなりました!」


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面白そうな配信やってんな〜って思って開いたけど、ハズレスキル暗殺者がバカツヨってどゆこと…?


ビギナー狩りをいとも容易く…序盤だと結構キツイぞ…


マジでグランドモンスター倒しそうで怖いわ…俺グランドモンスターだし…俺のこと殺すなよ…??序盤からやり直しになっちまう…

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※※数分後※※


「ビギナー狩りを18体狩り終わりました!そろそろ市場に行ってビギナー狩りオオカミの毛皮と歯、肉を売ります!

肉は半分売って残り半分残すことにします」


※※市場にて※※


香ばしいが漂い、人で賑わう市場で不穏な会話があった。

「へい!店長!とてもとても新鮮な肉に皮、歯はいるかい?欲しいんだったらちょーっと金はたいて貰えるかね?そうすればこの店ひいきにするよ」

カウンター越しにはこの市場の中で一番の肉屋の店長。身長は推定1.8mだ。

肉体に見合う低く鋭い声で言う。

「それくらいで俺が値をつり上げるとでも?」

配信者の男はまたしてもヘラヘラした口で反論する。

「店長…この動画見てみ…極秘だぜ」

その動画には先ほどまでビギナー狩りオオカミ狩りをサクサク進めていた男の姿があった

「この調子でグランドモンスターの素材も売るけど?」   

「な…!?…いいだろういつもの2倍の値段で取引してやる…」

店主はそう言い銀貨45枚をカウンターに置く。

「まいどありー!」


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これは…常習犯の匂い…!


あそこの店主全然口車に乗らないのによくやるな


どこで洗脳技術覚えたんだよ!

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「次は…防具とギルド登録ですね!あと洗脳術は覚えてません!」


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