第32話 総官 (1)

「ふざけるな、ジンウ。」


何が問題なん뭐가 문제인ですか건데요兄貴형님?>"


驚いたことに、ジヌが私を連れて行ったのは、バレンブルク辺境伯の城だった。


(いきなり最終ボースのお出ましですか!?)


最初は私のことをいきなり殿様に紹介でもされるのかと思ったけどそんな偉い方が出てくるわけがない。 だが、私が向き合うようになった人も相当偉い人であることに違いはなかった。


彼は辺境伯の総官であり、また…


いや아니いったい대체どうして어째서ホウジを호우지를うちの우리部隊に부대에入れたら넣으면ダメと안된다는言うんですか건데요!」


「...... 兄貴じゃなくて総官だ。少なくとも私のオフィスでは韓国語を使うなと言ったはずだろう。」


その執務官もまた韓国人であった。いや、警備隊長はともかく総官まで韓国人だなんて、バレンブルクは一体どうなっている都市なんだ?


「それに人事の責任者は俺だ。お前が口出しすることはない。」


二人の口喧嘩を訳もわからずにぼっと見つめてる私を見て、総官は『コホン』と咳払いをした。


「アシハラホウジと言ったな。私はチョ·鉄賢チョルヒョンという。 ここ、バレンブルクの領主である辺境伯の下で総官を務めている。」


立派な日本語。

いや、日本語じゃない。 よく見ると彼の口の形と発音は微妙にずれていた。まるで王国人のように…じゃなくて、彼は本当に国語で話をしているのだ。


王国語があんなに上手にできるんだなんて!


「あ…はい、私は…」


「日本語で話してもいいぞ。 聞き取りは大体できるから。


そして、まず一つだけアドバイスしておこう。この世界でどれだけ滞在するか知らないけど、王国語は学んでおいた方がいい。今後ここで生きるためにはそれが役に立つ。


翻訳魔法はたしかに素晴らしいが、細かいところを見逃すことが時々ある。」


翻訳の魔法?

では、私たちが王国の人々とコミュニケーションができるその力が魔法だというのだろうか。


様々な疑問が浮かんだが、質問する間もなく、チョ総官は言葉を続けた。


「昨日のことについてはすでに報告を受けた。そして。」


総官は自分の机の上に大量の書類を取り出した。


「で、君と君の連れについても、ある程度把握している。」


「それは…」


「君たちについて調査してきた内容だ。発見の状況についての証言、ヨナハン司祭からの話、商団の作業員から受け取った供述書、そして私が直接人を派遣して君たちを観察した報告書までだ。


凄い量の書類にも驚いたが、覚えのある名前が出てきたて、見過ごすわけにはいかなかった。


「じゃあ、ヨナハン司祭もあなたが?」


「チョ総官と呼べ。 無礼な奴だな。

そのナイーブな司祭は何も知らない。彼は君たちに会う前までは、俺やジンウが異世界から来たことすら気づいていなかった。


「元々、宗教以外にはまったく興味がない人だからな。陳述というまでもない。お茶でも飲もうと招待そたら自ら真っ先に駆けつけてきてはしゃいたんだぞ……ここにこれだな。」


チョ総官は書類の山から何枚か取り出した。


「コバフ村で信心深い神の子羊に会ったと騒いでいたんだが、そんなでたらめは全部ぶっ飛ばして残りの話をまとめる読むと……異次元から来た身分のない者たち…君たちことだ…を発見した村人たちの証言……をクロスバリデーション……している、と。


この色々な状況から判断して、君たちが日本から来たんだってことはある程度推測していた。

それより私がもっと気になってたことは別にあった。」


総官はまた別の書類の束を取り出した。


「コボルドと交戦したことがあるだろ?」


彼の鋭い目つきが向かったところは私のわき腹…そう、コボルドに噛まれてたそこだった。


「かなりひどいケガを負ったのに、一日で痕跡も残らず治ったって……これが結構気になってたんだ。徹夜までするほど悩んだんだけど…」


総官の目が光った。


「その答えが昨日得たんだ。」


私はジヌを見た。 ジヌは肩をすくめるだけで何も言わなかった。


「癒しの魔法だと。聞いて最初はかなり驚いた。」


チョ総官は全く驚かない表情で淡々と言った。


「この世界で、特にゼロガム王国は魔法が非常に開発されている国だ。しかし、それでも癒しの魔法はほとんど開発されてない。いや、開発できなかった、というのが正確だろう。


ところが、君の先生だという瀬戸日奈、この人物は、魔法の基礎知識もなく、その治癒魔法が使える…いや、正確にはその治癒魔法『だけ』を使うことができる、ってことだな。


だから私は二つの仮説を立て見た。」


総官は人差し指を目の前に立てて言った。


「まず、一つ目。 治癒魔法に非常に特化されている人だからこの世界に来た途端、ポテンシャルを開花して、本領を発揮し始めた。」


私は黙って総官が提示する二番目の仮説を待った。


「そして二つ目は。」


人差し指の横に中指が並んで立った。


「そもそも魔法ではない別の力だ。」


「……!?」


「君の顔色から見ると、大体後者のようだね。私はこのようなファンタジー世界にはあんまり詳しくないがね……」


チョ総官はジヌの方に視線を向けた。


「ジヌはそういう小説に目を通したことがあるようだ。」


「除隊の直前は時間が持って余すからですよ。」


「うるさい。とにかく、多くのファンタジー小説で癒しは魔法でもあるが、設定によっては魔法と異なる神聖力に分類されることもあるらしいが、合ってるか?ホウジ。

君の年頃の学生なら、そういう小説をたくさん読んでいたと思うけど。」


「私もあまり本とか読む方じゃないからよくは知らないんですけど、ま、そうらしいです。」


実は野球部から出た後、時間が持て余してたくさん読んでいたんだけどね。


「で、実際のことはどうだい?」


私はため息をついた。


実は念のために昨夜、沙也と瀬戸先生と三人で共に話し合ったてた。 瀬戸先生がアプサラに会ったこととか、彼女からアバタラとしての力を受けたことなど、を果たしてジヌやミルに話すべきなのか、ということだった。


【あの人たちはそれなりに善良に見えますけど、ども今日、人をむやみに信じて大変なことになるところだったし…】


瀬戸先生は慎重に話していた。隣で沙也もまた深刻な顔だった。


【ジヌさんの反応からみるとこの世界で治癒魔法は凄く珍しいようです。これが切り札になれるんじゃないでしょうか?】


【でも沙也、そう都合よくいかないかもしれない。いざとするとこちが利用される可能性もあるぞ。】


【足原君の意見も一理あります。でも隠してばっかりじゃ何の役にも立てませんし、すでにジヌさんには見せたじゃないですか。】


瀬戸先生が意見を片付けた。


【臨機応変にしましょう。何から何まで全部話す必要はありません。主導権もいりません。ただこちらに無視できないほどの価値があるってことだけ、知ってもらえるとそれで充分です。


アプサラがしてくれた話や力はこの事態に大きな手掛かりですから、少しずつ流しながら様子を見ましょう。双美さんの言った通り、これは我々の切り札ですから。】




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