温泉
今日はいっくん先輩とゆんちゃんの四人で温泉に来ています♪
「……じゃあ、いつものように二時間後にロビーで待ち合わせな」
いっくん先輩が年長さんなので、たっくんたちにそう声を掛けます。
そして、男湯と女湯に分かれてそれぞれ入っていきました。
「わ~い♪久々の温泉なのです♪」
みんちゃん、脱衣所で嬉しそうに声を出しながらお風呂の準備をしています。
「そうね~♪ここは色々なお風呂があるから楽しめそうね~♪」
ゆんちゃんも久々の温泉に嬉しそうですね♪
「そういえば、たっくんはいっくん先輩と二人きりは初めてだけど、大丈夫かしらね?」
ふと、ゆんちゃんがたっくんを心配してそう声を出します。
「いっくん先輩ならきっと大丈夫なのですよ♪たっくんを上手くリードしてくれるのです♪」
「そう?なら大丈夫ね♪じゃあ、私たちは私たちで温泉を楽しみましょうか♪」
「うん♪」
「みんちゃん、良かったら背中洗いっこしない?」
「うん!いいよ~♪」
あらあら♪ゆんちゃんってばたっくんがいない隙になんとやら♪ですかね?♪
こうして、みんちゃんとゆんちゃんは仲良くお風呂の方に行きました。
さて、男湯の方でたっくんといっくん先輩はどんな感じなのでしょうか?
ちょっと、覗いてみましょう♪
あらあら♪たっくんといっくん先輩は二人仲良く並んでサウナにいましたよ♪
我慢大会でもしているのですかね??
さて、どんな会話が繰り広げられているのでしょうか??
「……いっくん先輩、僕、ずっと聞きたいことがあったのですが……」
たっくん、暑さで汗を流しながらいっくん先輩に問いかけます。
「なんだ?」
いっくん先輩も暑さに耐えながらそう答えます。
「いっくん先輩とみんちゃんは大学の頃の先輩と後輩で仲が良かったってみんちゃんから聞いているのですが……」
「ん~……。まぁ、サークルが一緒で帰る方向が一緒だったからよく二人で帰ってはいたが、だからと言って特別仲が良いわけでもない」
「でも……みんちゃん、いっくん先輩のこと、とても慕っていますし……」
「まぁ、僕はサークルの中でみんなのお父さんみたいな役割だったからな」
「みんちゃんとは卒業後も交流があったんですよね?」
「そうだな。たまに僕が経営している事務所に突然押しかけてきて飲みに誘われたこともある」
「……いっくん先輩はみんちゃんのこと、可愛くて押し倒したくなったことは無いですか?」
「………………は?」
いっくん先輩、たっくんの言葉にフリーズしてしまいました!
というか、たっくん何を聞いているの?!
「だって……だって……みんちゃんってあんなに可愛いし、笑顔最高だし、ちょっと抜けて天然なところも愛しくなるぐらいだし……。だから……ホントはいっくん先輩もみんちゃんの事、好きなんじゃないのかなって心配で……」
あらあら♪たっくんてばみんちゃんが大好きすぎていっくん先輩に取られないかが心配なのですかね?♪
「…………この際はっきり言っておく」
いっくん先輩、急に低い声になりました。
ハッ!もしや、いっくん先輩ってみんちゃんの事……?!(作者ドキドキ)
「僕が奴を好きになる可能性は全くのゼロだ」
あれ?いっくん先輩、あっさりきっぱり完全否定ですね。
「たっくん。僕が奴の事を好きになる可能性は無い。むしろそんな事があったら………」
あらら?いっくん先輩、表情を暗くして鬼のような顔になっていきますよ?
「僕の家系は先祖代々……いや……その後の子孫まで呪われて僕の家系は全滅してしまい、お先真っ暗な家系になってしまうからだ……」
「……ほえ?」
たっくん、いっくん先輩の言葉の意味が分からなくて変な声が出てしまいました。
確かにそうですよね。なんでみんちゃんを好きになって先祖代々子孫まで呪われるのかがわけわかめですよね。(分からないってことです♪)
「とにかく、僕はあんな天然ボケボケ女を好きになる事はま~たく無いから安心しろ」
いっくん先輩は相変わらず辛辣ですね~。たっくんもどう返事していいのか分からなくて困っていますよ?
「……さて、今からは自由行動だ。それぞれ好きな温泉に入ろう」
と、いう事になって、その後たっくんといっくん先輩は別々で温泉を楽しみました。
その時のたっくんの心境はというと?
(良かった……。いっくん先輩にみんちゃんが捕られることはなさそうだ……)
と、安堵の息を吐いたそうです♪
たっくん、良かったね♪
その頃女湯では……。
「あら~♪みんちゃんってばまた胸が成長したんじゃないの?♪」
「えへへ♪そうですか~?♪」
と、ゆんちゃんがみんちゃんの胸を触りながら女子二人でじゃれ合っていましたとさ♪
追伸♪
たっくんがこの事を知ったら泣いちゃいますよ?(by作者)
ちゃんちゃん♪
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