晩酌
今日は週末なので、たっくんとみんちゃんはお家で宅飲みです。
たっくんはビールを飲んでいて、みんちゃんは甘いカクテルを飲んでいます。
ほのぼのとしていていいですね♪
「はい、みんちゃん。あ~ん」
――――パクン♪
たっくん、おつまみとしてお皿に盛られているジャイアントコーンを一粒取って、みんちゃんの口に運びます。
みんちゃん、幸せそうな顔をしながらパクリ♪
みんちゃん、嬉しそうです♪良かったね♪
「たっくん!もう一回!」
みんちゃん、嬉しそうな顔でたっくんにおねだり。
「はいはい」
たっくん、そう言ってジャイアントコーンをみんちゃんの口にまた一粒運びます。
「あ~ん」
――――パクン♪
みんちゃん、とっても幸せそうですね♪
「たっくん!もう一回!」
「はいはい」
みんちゃんのおねだりが続きますね♪
そんな感じで晩酌のひと時を過ごしています。
おつまみのジャイアントコーンも少なくなってきました。
ですが、みんちゃんの「もう一回!」が止まりません。
あれ?たっくんのお顔がどこか不安げに見えるのは気のせいでしょうか??
「ふぁ~♪美味しいのです♪」
みんちゃん、たっくんの「あーん」でご満悦しています。
そして、ジャイアントコーンも無くなってしまいました。
「美味しかったね~♪」
みんちゃん、甘いカクテルとジャイアントコーンで幸せルンルンです♪
「み……みんちゃん……」
え?!たっくん、涙目になっているけどどうしたの?!
「たっくん?どうしたの?どっか痛いの?」
みんちゃん、たっくんの顔を覗き込みながら心配そうにそう声を掛けます。
「僕に……あ~ん……は……?」
「……ほえ?」
たっくんの言葉がよく分からなくてみんちゃんの口から変な声が出ちゃっています。
たっくん、みんちゃんにも「あ~ん」をして欲しかったのにしてもらえなくてショックを受けちゃいました。
「え?!そうなの?!ごめんね!たっくん、ごめんね!!」
みんちゃん、必死で謝りますがたっくんはショックすぎて落ち込んでいます。
「……たっくん、目を瞑ってくれる?」
みんちゃんの言葉にたっくん、目を瞑ります。
「……たっくん」
――――チュッ♪……ポイッ♪
あらあら♪みんちゃんってばたっくんにキスしちゃいました♪
ですがそれと同時にたっくんの口に何かを入れたみたいですが??
「……ジャイアントコーン?」
たっくん、口の中に入ってきたジャイアントコーンにはてなマーク。
確かにジャイアントコーンは空になっていたはずですからね。
どこから出てきたのでしょうか??
「みんちゃん、これ……」
たっくん、ジャイアントコーンを噛み締めながらみんちゃんに聞きます。
「えへへ♪実はね、たっくんがあ~んしてもらえると思わなくて、一つ掴んでいたんだけど食べる機会が無くてそのまま手の中に残っていたんだよ!だから、最後の一個はたっくんの分だよ!」
「みんちゃん……」
たっくん、目を潤ませながら最後のジャイアントコーンを噛み締めます。
「たっくん、大好き♪」
みんちゃん、たっくんのほっぺにキスしちゃいました♪
たっくんも幸せそうです♪良かったね♪
こうして、楽しい宅飲みは終了しましたとさ♪
ちゃんちゃん♪
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