誕生日パーティー


 今日はたっくんの誕生日です♪


 たっくんは今お仕事に行っていて家には居ません。


「どうせならあっと驚かせるようなお祝いがしたいな~……」


 みんちゃん、今年の誕生日をどう祝おうか悩み中です。


「う~ん……。たっくんが喜びそうなこと……。う~ん……」


 みんちゃん、たっくんを驚かせたくて必死に考えます。


 みんちゃんもたっくんのこと大好きですからね♪


「う~ん……」


 みんちゃん、かなり真剣に悩んでいます。


「う~ん……う~ん…………あっ、そうだ!」


 みんちゃん、何かを思いつきました。


 何を思いついたのでしょうか??


 そして、みんちゃん何かを急いで作り始めました。



***


「ただいま~」


 たっくん、お仕事が終わって帰ってきました。


「お帰り♪たっくん♪」


 みんちゃん、笑顔でお出迎え♪


 そして、たっくんをキッチンに引っ張ります。


「たっくん!お誕生日おめでとう!!今日はお祝いなのです♪」


「うわぁ!!」


 たっくん、キッチンのテーブルを見て驚きの声を上げちゃいます!


 一体何があったのでしょうか??


「頑張って作ったからたくさん食べてね♪」


 みんちゃん、笑顔でそう声を出します。


 そのキッチンには……。


 巨大なハート型ハンバーグに、てんこ盛りのハート型ニンジンのソテー、てんこ盛りのハート型ハッシュドポテト、ブロッコリーやらキュウリやらでハート型にてんこ盛りで並べられたサラダがあります。


 そして、一番目が惹くのは超巨大ともいわれるハート型のオムライスが中央にケーキのごとく置かれています。そして、ケチャップで「ハッピーバースデー たっくん」と書かれてありました。


「全部食べていいからね♪」


 みんちゃん、満面の笑みで言っちゃいます。


「う……うん……」


 たっくん、のっぽさんで沢山食べるとはいえ、この量を食べれるのかがちょっと不安です。


 たっくん、頑張れ!!


 でも、みんちゃんが頑張って作ってくれたので残すわけにはいきません。


 ――――パクパクパク……。


 ――――パクパクパク……。


 たっくん、みんちゃんの愛情のこもったご飯を食べていきます。


 ――――パクパクパク……。


 ――――パクパクパク……パク…………カフッ……。


 おぉ~!たっくん、みんちゃんの手料理を完食です!


 ですが、それと同時にお腹いっぱいになってノックアウト?!


「み……みんちゃんの愛情……確かに受け取りました……」



 それからしばらくの間、たっくんは苦しくて動けないまま、夜が更けていくのでありました♪



 ちゃんちゃん♪



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る