第14話独立の個体
俺はこの直美を愛しては居なかった。
むしろ酒を飲む相手、飯を食べる相手、朝起きたら隣に眠る相手、日々家計を練る相手・・・。
では、無かった。
例えば大阪のミックスバーのスタッフと裸体で抱き合い69の形に為り俺の尻穴を舐めるオカマにアクメを感じ呆気なく昇天した時にするディープキスも気持ちを入れてこの時ばかりは愛を挿入する。
メイラブが終われば別々の感情を持つ個体に過ぎない。
歪な愛。
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