五色ひいらぎ様、コメント失礼致します。
ヴィクトール王は、覇者の国を目指して内部から崩壊させられたことを知りえない。
そこまでわかっていれば打つ手は変わっていたはずですしね。
ヴィクトール王が惰弱と断じて王位継承権から外したからこそ、貴族連合はヴァロワ王家と有力者を一斉に断罪した。
力で押さえつけていた社会は、力で壊れる。
秦も強権的な始皇帝の死後に、内部から壊れていきましたからね。
覇道とは異なる王道の子であるエティエンヌには、力で壊れたフレリエール王国を再興するのではなく、新生することが求められているような気がします。
続きも楽しみにしております!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ヴィクトールは王道の持つ力も知りつつ、知っているからこそエティエンヌを冷遇した形ですね。
ヴィクトールの真意を知った二人が、以後どうしていくのかは、続きをお待ちいただければと思います!
未来までもご自身の思う通りにならないですよ、そうヴィクトール王に言いたくなる内容。でもエティエンヌがなぜ父王から冷たくされたのか。予言ではなく、息子としてエティエンヌの本質を見てあげて欲しかったなあ。寧ろ相反する存在だと見抜いたからこそ、疎んでしまったのか。「クソ親父」と言ったエティエンヌ。彼の成長を大きく感じました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ヴィクトールは有能すぎたがゆえに、どこかで己を過信しすぎたのでしょうね……まるで、この世の全てが自分の思い通りになるかのように。
エティエンヌの素質を、ヴィクトールはある程度見抜いていて、だからゆえに怖れたのだと思っております。ただ、予言の一件がなければ「有能な自慢の息子」となる未来もあったかもしれないと思うと複雑です。
「クソ親父」発言、確かにエティエンヌの成長を示していますね……父の影を追うばかりだった彼が、決別を決意したのはとても大きいように思います。
引き続きこの先も見守っていただけましたら、とても幸いです。