第32話
ひたすら自己嫌悪して。そんな、いやーな気持ちのまま毎日を過ごしていた。
そして、毎年のように何事もなく『クリスマス』も終わり、世間では次の行事に向けて慌ただしくなっていた。
(やっと取れたか…イルミネーション)
それが無くなり、クリスマスという行事が終わると、あたしは妙にホッとする。
(師走か…)
あたしは年末年始、休む事なく『連続出勤』するコトになっていた。
たくさん働いて、いやな気分をスッキリさせたかったのも理由の一つだ。
もちろん、お金が欲しかったのも理由の一つ。
(あの人くるかな…)
たぶん、これが一番の『理由』だったかもしれない…。
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