第4話 タイトルとキャッチコピーが全て
タイトルとキャッチコピーが大事だと言うけれど、そうは言っても最終的には中身が面白くなければ意味が無いんだし、大事なのは中身でしょ?
と、思われたそこのあなた。
そう、あなたです。
その考えは甘いです。
どのくらい甘いかと言うと、イチゴのショートケーキだと思って食べてみたらフェイク食品で、そのケーキは全て砂糖でできていた! というくらい甘いです。
昔は私も、そうは言っても〜と考えていましたが、どうやらその認識は間違っていたようです。
カクヨム等のWEB小説を一番多く読むのは誰でしょうか?
当然WEB小説の事が好きな
ですから、タイトルとキャッチコピーに興味をもってもらえなかった場合、完全にスルーされてしまうのです。
タイトルもキャッチコピーも、どちらもスルーされた作品の末路はおわかりですね?
本来中身が勝負のはずの小説の、その第一ページすら読んでもらえない=PV0となってしまうのです。
せっかく前回までのお話で、強力な動線である『注目の作品』に載れたとしても、タイトルとキャッチコピーが「よし! 読んでみよう!」とそのジャンルが好きな読者の心を動かす事に失敗してしまっていたらPVが殆ど増えないままになってしまいます。
そのままではランキングに載って、より多くの読者に読んでもらえる事など、夢のまた夢で終わってしまいます。
ですので、『注目の作品』に載ったはずなのにその日のPVがそれまでとたいして変わらなかった場合は、大多数の一般の読者に興味をもってもらえなかったのだと、潔く諦めましょう。
そして、タイトルとキャッチコピー、タイトルは思い入れが強いでしょうから、せめてキャッチコピーだけでも変更することを強くお勧めします。
参考になるのは自分が投稿した作品と同じジャンルの、週間ランキングに載っている上位100位までの作品のキャッチコピーです。
これらの作品は、一般の読者の興味をひくことに成功しているのは間違いがないので、大いに参考になります。いえ、するべきなのです。
まだタイトルとキャッチコピーの重要性について心からの納得がいかない方の為に、筆者のかわいそうな実例を示しておきましょう。
ケース①
ジャンル:現代ファンタジー・短編
現在までのPV432
タイトル
【KAC20243】『魔法開発』魔法でパラダイス!
キャッチコピー
「くさい魔法が最強!? いずれ最強の魔法を開発!!」
https://kakuyomu.jp/works/16818093073468531382
ケース②
ジャンル:異世界ファンタジー・長編
現在までのPV15万以上
タイトル
『【15万PV感謝!】美少女モンクにTS転生した俺はとにかく殴る!たまに蹴る!』
キャッチコピー
『底辺の脳筋ジョブと言われたが筋肉を極めゲーム知識で成り上がれ!』
https://kakuyomu.jp/works/16818093077952549761
ちなみに、ケース②の初投稿前の暫定タイトルは
『女モンクにTS転生した俺はとにかく殴る!たまに蹴る!』
キャッチコピーは
『ノーキン
ケース①と、ケース②の最初に考えたキャッチコピーの方は、我ながら読まれなさそうなキャッチコピーだなと思います(・_・;)
ケース②は第一話のPVが六千以上と、自分でもびっくりして驚くほどに多くの方に読んでいただいています。タイトルとキャッチコピーの集客には成功していると思えます。
肝心の中身の勝負で、異世界ファンタジーランキングの200位台まで辿りつけませんでしたが……今日の本題はそこではないので中身の話はまた後日ということで。
第一話の6000PVから徐々に右肩下がりで下がっていったけれども、第二部終了まで約20万字完了したところで、500PVまで減少しました。
とは言っても、500PVということは500人の読者の方が、ありがたくも読み続けてくださったわけです。
そこで私は考えました。この
数日間、PVが急上昇する夢を見つつ、ワクワクしながらケース①の推移を見守りました。
それから三ヶ月経ちました。結果はどうなったと思いますか??
増えたPVは
信じられますか?
だって20万字も追い続けてくれた、12分の1にまで絞られた
ケース①の作品は全6話なので、単純計算すると30÷6で5人からしか新たに読んでもらっていないことになります。(実際は、一話で読むのをやめる人もいるので違いますが)500人中たったの5人!
何度も言いますが、私の作品を
どれだけタイトルとキャッチコピーが重要か、理解していただけましたでしょうか?
選び抜かれた
私はこの事があってから、認識を改めました。
WEB小説において力を入れるべき比率は、
タイトルとキャッチコピー∶本文の面白さ が、
9∶1
であると言っても過言ではないと。
まあ、実際は違いますよ?
中身が読者にささらないと星がもらえないわけですし······しかし、0か1かでその先の可能性がまったく違ってくるので、そのくらい気合いを入れてやらなきゃダメなんですよというお話でした。
今回の大事な事 〜その四〜
タイトルとキャッチコピーが全て
次回はアカウント削除、いわゆる『垢バン』についてです。
※なお、繰り返し述べている最精鋭というのは私にとっては真実なのですが、大ファンというルビの方は誇張です。このニュアンス伝わっていますよね?
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