存在しないことわざ・慣用句・用語辞典50

雨菊小枝

1.冷麺を息で冷ます

意味:

(1)意味のないことをさも当然のように行ってしまうこと

(2)癖や習慣が無意識のうちに出てしまうこと

(3)(1)(2)から転じて何も考えていない様


使用例:

風習だからと言って水路も引かずに雨乞いに頼るのは冷麺を息で冷ますようなものだ。


対義語:

思慮分別…慎重に物事を判断すること


類義語:

軽挙妄動…軽はずみに何も考えず行動すること


成り立ち:

 筆者が夏場に冷やしうどんを食べようとした際、無意識下でうどんに息を吹きかけたことから。筆者は麺類が特段好きというわけではない。また、うどんやラーメンにはどうも湯気が立ち上る温かい料理という固定観念がある。そのため、久しぶりに食そうとすると、熱かろうが冷たかろうがお構いなく、麺を箸で持ち上げて息を吹きかけて冷ますという行為が挟まってしまうのだ。傍から見れば滑稽であろう。

 とはいえ、読者の方も考えてみてほしい。例えばグラスではなくティーカップやマグカップにアイスコーヒーが注がれて提供された場合、持ち手部分に指を通して持ち上げただけでつい息を吹きかけたくならないだろうか。あるいはこれに似た経験がないだろうか。いや、あってほしい(願望)。

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存在しないことわざ・慣用句・用語辞典50 雨菊小枝 @LotusF

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