第25話

『いいよ』

キスくらい別にいいかと頷いた。


そしてキスされ。


(…!!)


舌が入ってきた。驚いた私は顔を慌てて離した。


(気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い)


頭の中は、その言葉でいっぱいで…。



彼は私の方に寄り胸を触ってきた。服の下から直接触る。冷たい手が私に触れた。


まだシタコトがなかった私にとって、それは異様な感覚で逃げ出したかった。


ブラジャーを外され服をめくられる。


『痛いってば。やめて』


冗談ぽく半笑いで言ってみる。でも止まらない。


彼の唇が胸の先に到達すると舐め始めた。

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