第4話

知らない人達が集まり、『声』だけで相手を誘い友達になる。そんな広場があった。


携帯のボタンを押すだけで、簡単にそこへ行く事ができた。



私が二十歳の時だった。


私は、そこで多くの人と知り合いになった。いきなりメールが入ってきたりもする。


その頃はアドレスが、だいたいみんな番号だったからね。適当に打てば誰かに届いてたんだ。



『友達になりません?』


そんなメールがいきなりきて、やりとりをしてるうちに仲良くなる。


そんなふうに仲良くなった男が何人かいた。

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