第14話:植林は後世のために
イレヴン、20歳になりました。
農業のほうは意外に順調です。
麦のような植物に米のような植物、甘い果物の生る木なんかも栽培できています。
これで暖かいごはんが食べられる!
そう思いましたが、まだまだ一人の力では生産量に限界があるみたいです。
木々は苗木を植えれば勝手に生えてきてくれているので助かっています。
神の木も同じように繁殖に成功しました。
これで「神の木の周りに街を作る」という制約が「街を作りたい場所に神の木を植える」ことで取り払われる。
小さな村を作って、そこの人達に農業を伝えよう。
そうすれば自給自足できるし、今よりも世界が広がるかもしれない。
そうだ、人々に農業を手伝ってもらおう。
そうすれば広大な田畑を耕すことができるようになる。
美味しいお米も食べられるようになる。
素晴らしいじゃないか!
今俺は夢にあふれている!
この本を読んでいる人へ、もし君が何もできないと思っているのならとりあえずやりたいことをやってしまおう!
出来ないなんてことはない!やってみれば案外できてしまうものさ!
とりあえずやってみて、それから考えていけばいい!
俺のように卑屈になるな!案外世界は明るいぞ!
ちょっと興奮しすぎたかな?
まぁでもそれくらいうれしかったんだ。
自分がこの世界にいる意味がある。
それはとてもうれしいことだった。
クリア歴70年、世界中に農業が伝わった。
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