転生賢者の愉快な世界開拓記

プロローグ:来世があるなら死因は自分で選びたい

不幸というものはいつも突然降りかかってくるものである。




例えば、不治の病で短い寿命が尽きる瞬間だったり。


例えば、交通事故で突然この世を去ったり。


例えば、突撃してきた猪に轢かれたり。


朝日奈静香、定命16歳、病室での静かな死に様だった、と思う。


あぁ、もし来世があるのなら、死因は自分で選びたい。


異世界転生とかもいいよね。


最強の肉体を手に入れて無双とかして、仲間を守って名誉の戦死とか最高!


高望みしすぎ?


いいじゃない、所詮死ぬ前に見る妄想なのだから。

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