第5話 月霊
こんにちは生後0日のキツネです。
ただいま非常に混乱しております。
なぜなら今目の前に妖精(仮)がいるからです。
そしてその妖精(仮)が私に話しかけてます。
「そんな警戒しないでよぉ…」
ビクッ
妖精(仮)が話しかけてきました!
繰り返します!
正体不明の妖精(仮)が話しかけて…
「ねーぇボク、ツクヨミ様の眷属なのにぃ?
そんなに警戒されたら傷つくよぉ?」
…ふぇ?
「キュン?」(今なんて?)
「そんな警戒されたら傷つくって─」
「キュ!!」(その前!!)
「え?ツクヨミ様の眷属だよーって。…もしかしてツクヨミ様から聞いてない?」
「…」
「ツクヨミ様ぁー!!!」
「キュキュー!!!」(ツクヨミ様ー!!!)
「………」
………やばいよ!
気まずすぎる。
て言うかツクヨミ様こんなの聞いてないですよぉ。
「えっとぉ自己紹介からしたほうがいいかなぁ?」
「キュウ」(うん)
「簡単に言うとぉツクヨミ様の眷属だよぉ」
「キュキュ!」(簡単すぎ!)
「んーとぉボクはツクヨミ様の眷属でぇ、
「キュキュキュウ?」(月霊ってどんな種族なの?)
「ちょっと特殊な精霊って感じだよー。自己紹介続けるねぇボクたちはツクヨミ様にキミたちのサポートを命じられたんだぁ」
なるほど?
なんとなく状況がわかってきた
この月霊?さんは私のサポート係なんだね
…そーいえば
「キュキュ?」(ちょつと質問してもいい?)
「なぁにぃ?サポート役だからね!何でも答えてあげるよ!!」
「キュキュン」(さっき言ってた『小妖狐』っ何?)
「え?キミの種族だよぉ?」
「キュウ…キュ」(やっぱりかぁ…弱い?)
「うん。ただの人間に負けるくらいのには」
「キュキュキュウ」(そっかぁ。ねぇ~ステータスとかないのぉ?)
「あるけどぉ?」
「キュウ─キュ!!?」(だよねぇ─は?)
「だから、ステータスあるよぉって」
「キュゥゥゥ?!」(はあぁぁぁ?!)
「もしかして知らなかった感じぃ?」
「キュウキュ!」(そんなの知らないって!)
まってまってフツーの世界にステータスなんてあるわけないよね!!?私がステータスを見れるとしても普通はありえ─
『─ファンタジー世界だよ』
『─加護を与える─』
─ありえたかも…
えぇーまじかー…そういえば私にとっての普通は地球の普通なんだよね。神様の間ではこう言う世界意外とあるのかね?
あ、まって、ファンタジー世界の定番のあれもあったりするのかな
「キュー?」(スキルある?)
「あるよぉ」
「キュウ」(おぉ~!)
よっしゃっ!
…まてよ?使い方も、どんなスキルがあるかも知らないんだけど?
「キュキュキュ」(じゃあレベルとかは─)
「ねぇねぇ、ボクに聞くよりさぁステータス開いてみたらよくない?」
確かに。
ステータス開いてみよう!・・・どーやって開くの?
「キュウ…」(開けない…)
「わぁーそんな落ち込まないでよぉ!『月の叡智』ってスキルで見れるよぅ!念じれば使えるからぁ!」
パァァァ!
「キュキュウ!!」(やってみる!!)
えーっと念じる、念じる…こうかな?
―月の叡智―
種族
名前 無し
Lv. 1/10
│LP《ライフポイント》 5/5
│EP《エネルギーポイント》 9/9
│STR《ストロングス》 4
│VIT《バイタリティ》 3
│DEX《デクスタリティ》 8
│AGT《アジリティ》 6
│INT《インテリジェンス》 22
│ENE《エナジー》 9
│MND《マインド》 8
│CHA《カリスマ》 16
│狐の
│
│
│
│
危険度 D
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