私。

柊 こころ

第1話 ネグレクト


「あんたなんか産まなきゃ良かった!」


何度言われた言葉だろう。

何度ネガティブにさせただろう。



「あんたのせいで!」


「あんたがいるから!」


何度心を壊しただろう。




全て、父親が壊したのに

私の存在は「あんた」「お前」になり


如何にも居ない存在になった。




そんな15年間だった。


苦しんだネグレクト


家庭のご飯なんて知らない


別に可哀想と思われたくない


道徳もない、この世界。



初体験は義父に奪われ

疎ましく思われ


常に罵声と共に生きてきた。




「ワタシは必要とされていますか?」


その答えを探すばかりだった。



「死にたいな」


って軽々しい気持ちじゃなく

友達もいない、こんな私。


どう生きていけば

幸せになれるだろうか。




なんて思っても無駄なのに


無駄なものを探していた。

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