軌跡のアウトライン

登場人物

ミント

冒険に憧れを抱くが、足を踏み出せずにいた。空気が読めないことがあり、責任感が乏しく逃げがち。マリーと出会い、創世の魔法に目覚め、旅に出ることを決意する。

マリー

ミントの前に現れた謎の少女。言動は奇行じみてるが、実のところ自信のないミントを影から背中を押すサポートのために回っている。誰よりも頭の回転が早く、先回りした行動をとる。

ヘリオ・トロープ

ミントの旅の途中で出会った通りすがりの医者。普段は紳士的で物事を冷静に判断して行動し、意見された時は様々な視点からの弁論を並べる。ミントとマリーのことを気にかけているが、何か思惑があるようだ。

ソレル

ミントの友人である青年。格闘技を趣味とし、その実力は大の大人を負かすほど。ミントのことを呆れながらも、大切に思っている。

アイビー

豪邸に住む令嬢。生活に窮屈して、何度も家出を試みる。子どもらしく元気に振る舞うが、周囲への気遣いも一切欠かさない。死に対する拒絶が人一倍強い。

ハイドレンジア

アイビーに仕えるメイド長の少女。情が薄く、淡々としており、相手がお嬢様であるアイビーに対しても塩対応。仕事ぶりはメイド長の名に後れのないほどの完璧である。

プラタナス

　星の研究が大好きな天才少年。流れ星の研究にハマっており、観測を欠かさないが、それ以外のことに関しては全く興味を示さない。天鳥と呼ばれる生き物のアーロンとはいつも一緒で相棒でもある。

ツバキ　（矢部（やべ）　椿（つばき））

スガタノオオクニのとある農村で農業を営む中年男性。人当たりもよく快活だが、その素性は、指定暴力団・伊吹組の内紛により、命からがら逃亡中に異世界に迷い込んだ転移人でもある。助けてくれた村長・イチョウのことを慕っている。

サクラ　（伊吹（いぶき）　桜（さくら））

スガタノオオクニで水飴屋を営んでいる一人娘の少女。見た目の可愛さからは考えられない、大柄の大人を前にしても肝がすわっており、堂々としている勝気な性格。その素性は生前、伊吹組の神鷹派に所属していた女性でもあり、ツバキの姐御分。

ウツギ　（卯木（うつぎ）　智久（ともひさ））

　町奉行所の与力を務める男。スガタノオオクニの治安、部下の様子に目を配り、ほとんどの責務を担っている。仕事疲れで偏頭痛を起こすこともしばしば。子供の相手が苦手。

蓮月（れんげつ）

　山炎の龍州堂で僧侶をしている青年。物腰柔らかく冷静な面で、女性たちからの人気を得ている。弟分である明蘭のことを大切に思っている。実は料理が壊滅的に苦手。

明蘭（めいらん）

　格闘技をしている男性。人当たりはいいが、自身を卑下する発言が目立つ。蓮月のことを「兄貴」と呼び慕っている。

宝梅（ほうめい）

　安養院の薬局で働く少女。可愛らしい見た目とは違い、口が悪く、常に不機嫌なため、他者からは好まれていない。明蘭の面倒を見る姉的な立場にいる。鏡を見るのが嫌い。

杜頼（どぅーらい）

　安養院の薬局で薬師をしている男性。胡散臭い風貌だが、薬を作る腕は確かで、薬師としての信頼度が高い。金と女に目がなく、気だるげな性格だが、蓮月達のことを見守る保護者でもある。