命とは

命

　「命は平等である」という言葉を聞いたことはありませんか。一度は聞いたことありますよね。では、本当に命って平等なのでしょうか。そもそも命って何なのでしょうか。

　命って何なのでしょう。命はみんなもっていますよね。でも、考え方は人それぞれです。

言葉の受け取り方も人それぞれです。どんな言葉が嬉しくて、傷つくのかみんな少しずつちがうと思います。私は命って人のことを理解するためにあるのではないかと思いました。

命があるから感情が生まれ行動をしていく。

それを支えたり、理解し応援することができるのではないかと思いました。とても尊いことです。

　では、皆さんに今一度といます。命は平等だと思いますか。私は平等ではないと思います。分かりやすいのは動物と人間です。人間は食料として動物を利用しています。牛や豚、鳥などです。そこに平等は存在するのでしょうか。動物にも人間と同じような神経系があり、痛みを感じたり、感情表現をしたりできるという科学的な研究結果があります。動物にも一定の権利を認めるべきです。人間は、動物を殺して食べることで、他の生命の尊厳を踏みにじっているという倫理的な問題を抱えています。すべての生命は平等な権利を持つべきであり、人間だけが他の生命を支配する権利を持つわけではないという考え方が広まっています。しかしそれでも、人間は動物を食べます。各地域で伝統的な肉料理があり、肉料理を囲んで食事をすることで家族や友人とのコミュニケーションをとることもできる。

動物の肉は、人類の食文化において重要な役割を果たしてきました。皆さんきちんと感謝はしていますか。いただきますやごちそうさまを丁寧に言っていますか。適当になっていると感じている人は一度気を付けてみてください。

　さて、さっきは動物と人間で比べましたが、今度は人間と人間で比べてみます。やはり人間の間でも平等ではないと感じることがあります。若者と老人では若者を優先することがあります。ホームレスと社会的地位を持っている人だと、社会的地位をもっている人の命のほうが重いです。そう考えると平等でない部分も意外とありますよね。現代の様子はさっきの通りですが昔はどうだったのでしょう。

昔は第二次世界大戦など戦争がたくさんありましたよね。戦争というのは命の価値感を鈍らせます。戦争を続けていくうちに自分たちが正しいと思い込みおんなじ人間を殺していく、こんなに悲しいことはありませんよね。

人間は一人一人思考や感情を持っていますが、本質は変わりません。最初に言いましたが命は相手の感情や言動を理解するためにあるのだと私は考えています。相手を殺すことは自分の理解者を減らすということになると考えています。戦争や殺人はとても無意味なことです。皆さんはどう感じますか。

　命は平等ではないかもしれませんが、すべての命には価値があり、尊重されるべきです。私たちは、自分たちの命だけでなく、周りの人々や動物の命も大切にしながら、共存していく道を探していく必要があります。皆さんにも「道端で見つけた小さな虫をそっと逃がす」「残飯を出さないようにする」などはできると思います。そして、動物福祉に関する教育を推進し、より倫理的な社会を築いていくことが重要だと私は考えました。