第2話 トーマス

 私は、割と影響を受けるタイプだ。


 ちょっと前に、アマプラ(AmazonPrime)で沈黙の艦隊を見てからというもの、海上自衛隊にドハマり。

 潜水艦、カッコいい。

 護衛艦、渋い。

 海自の制服、凛々しい。


 横須賀港まで赴き、軍港巡りまでする始末。


 そして、その興味は枝葉のように割れて、別の方向へ飛び火する。


 アメリカの海軍基地が気になり開放日に行く。

 迷彩服の米兵さんと写真撮る。






 ――私は、決してフットワークの軽い人間ではありません。




 むしろ、真逆の大人しくてインドア派の根暗人間なのに……


 でも、一度興味のスイッチが入ると、どこまでも気になってしまう。

 好奇心を満足させるまで(飽きるまで)、トコトン見たい聞きたい齧りたい。


 長編小説を書くにあたり、主人公の1人の職業を警察官に設定したので、警察に関して調べていたところ、なぜか白バイに好奇心ロックオン!

 本当は刑事さんに関してだけ調べればいいのに、興味の枝葉が広がってしまい、組織形態から何から気になって仕方がない。


 東京にある警察博物館まで行く始末。


 リアルでは絶対に捕まりたくないけど、運転中にすれ違うパトカーをガン見したり、用もないのに警察署の近くを散歩してみたり。


 やってる事、完全不審者(いつか職質食らうぞ笑)


 最近では、ネットの記事で昭和の伝説的ヤクザ、安藤昇という人の存在を知ってからは、主にこの方の著書などを少々……

 YouTubeでも検索して閲覧しまくり、もうどうにも止まらない。




 そして今、私の手元には


【喰うか喰われるか 私の山口組体験】 溝口敦・著


 という本がある。





 誰か……

 私の中にいる、暴走機関車トーマスを止めてくれ(笑)


 これ以上ヤバい世界に足を踏み入れる前に。





 誰か私を止めてくれ~!!




 2024・11・22

 天気 晴れ




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