仮 僕だけ残された現実世界

@kamishimayuya

第1話

『わぁ〜遅刻遅刻!』


俺は全力疾走で学校へ向かう


その時には何も考えず無心に走った


俺の家から学校まで歩いて約15分


だから走れば10分前後で着く筈・・・


そして息を切らしながら学校の正門を潜った


『あれ?生活指導も風紀委員も居ない』


結局俺はいつもの様に遅刻していた


だが、いつも居る先生や生徒が誰一人居なかった


『今日全校集会か?』


俺はスマホを鞄の中から取り出して予定メールを確認した


School mail


○月号


/01(月) 衣替週間(期間10日)

全校集会


/08(月) 清掃週間(期間03日)

etc


『別に特に連絡も無いしなぁ、ま、いっかウザイ先公も委員も居ねぇのは好都合だな』


俺はその事を気にも留めずに教室へ向かった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る