鏡
自分の事は良く分かっているつもりだ。
弁解が出来ない。
弁解などをしようとするならば大炎上する。
もう、燃え上がった火の粉を消そうとする行為そのものが、水を掛けて消化しているつもりで、油をぶっかけているような状態に陥る。
だから、火の粉が舞い、火が着いた時、消そうとせずに、燃えきるのを待つのが私の取る行動。
何を言いたいかと言えば、類いまれなる思い違いの噂話。はっきり言えば、嫌われた時の悪口を、「違う違う。そうじゃない。本当は。。。」
訂正するのを諦める。
と言うか、言われていることを、聞こえていないふりをして、聞いて、尚且つ、何も言われていないかのような素振りをして、生きる。
たまに私は能面と呼ばれる。
面を付けた様に生きているのだろう。
今、ふと、自分の日々のある姿を言葉に起こして不意に出てきた言葉は、(怖いよ。。。)
(つまり、顔面筋を動かさずに動く人形の様な表情の物体が、私と言うことか。。)
(そりゃ。嫌われてもしょうがないよ。怖いもん。想像しただけで。)
能面は、嫌いだ。怖いから。
嫌いな面を、付けて生きる私。
能面ね何が怖いか?って、
表情が動かないこと。。。
日常のある自分の姿を想像して、言葉にする。
そして身震いする。
もちろん。思い浮かべるのは自分の顔ではなくて、能面で、本物の能面を付けて、職場で働く私をイメージの中で、展開する。
(怖うぇ~よ。まじ怖うぇ~よ。)
自分を想像しながら、ビビる私。
私は、、。
目蓋を開けたその中の瞳?から見える外側を見ている。私は、私を見れない。
そう。
自分から見えるこの世とは、ノーマルではなく、アブノーマル的な鏡。
写ったものをそのまま捉えただけでは、鏡とは気づけまい。。?
私が日々目に写る鏡は、鏡に写った私を映す。
そして、もう1つの鏡。応用編は、見方が変わる。
目に写るものが、どんな感覚を与えてくれるか?
気持ちか、情景か、行動か。
テストを自分で採点するかのような感じである。
雪のまとりょーしか。 一粒 @hitotubu
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