第7話


「なるほどねえ。夜しか知らなかったのはそういうことか。」


「暗い日しかないんじゃないの?」


「明るい日もあるんだよ。」


「そんなの見たことない。」


「それはカナちゃんが真夜中にしか動かない身体だから。」



あの出会いからあたしはトッキーに連れられて、現在は教会の地下にいる。



監禁されてるとかではなく、単純に地下室が部屋になっているのだ。



こじんまりとした書斎で、あたしの記憶やこれまでのことを聞いてくるトッキーの質問に答えていた。



その前にお風呂とか、綺麗な服とか与えられたけれど…、

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