第7話
*
「なるほどねえ。夜しか知らなかったのはそういうことか。」
「暗い日しかないんじゃないの?」
「明るい日もあるんだよ。」
「そんなの見たことない。」
「それはカナちゃんが真夜中にしか動かない身体だから。」
あの出会いからあたしはトッキーに連れられて、現在は教会の地下にいる。
監禁されてるとかではなく、単純に地下室が部屋になっているのだ。
こじんまりとした書斎で、あたしの記憶やこれまでのことを聞いてくるトッキーの質問に答えていた。
その前にお風呂とか、綺麗な服とか与えられたけれど…、
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