第31話 かわいいおばかさんについて
(人を騙すよりも、人に騙される方がいい)
シェイクスピアさんの言葉だって、近頃知りました。
けど、どちらもダメ!大事なのは、許容の範囲内で、損得が無くて
簡単に笑って済むくらいであればよいと思う。
傷つかない、お笑いやジョークは好き。
ほら、エイプリール・フールにニュースで、加工した映像までつけて
”空飛ぶペンギンが発見されました!!” って
あまりにも、かわいくて夢もあって楽しい。
イギリスの国営放送なんだけれど、お見事っ!!って感嘆したもの。
あとは、あれかな。、人に合わせて、気遣いでの人のための嘘。
(待ち合わせんい遅れてしまった時)
(私も今来たところ!)とか。ね。
今回の話は、良いウソの分類かと。
5月、ゴールデンウイーク! やっぱり長い休みあれば、普段いけない所や出来ないこと、気分転換したいですよねえ。
3月の上旬から、GWに一緒に旅行しよう!と同僚と計画。結局は自由に行動したい派の2人なので、ツアーパックには入らず、
旅館と交通のセットだけ予約。新幹線での旅行スタート。
いくつになっても、新しい所や、久しぶりの新幹線、お弁当
もちろん、ビールにおつまみも! ワクワクしますねっ。
そうして指定席に座りました。
新幹線は発車し、とりあえずはビールで乾杯です。別に普通ですよね。
で、袋から缶ビールを取り出して、友達に。
私も。と、手がすべっちゃって、床に落としてしまいました。
それで、まだ真ん中の通路に落ちてくれればよかったものの
缶ビールは座席の下を、前に前に出発。わたしは席を立ち、
前の席、前の席と、
1つ前の席の人。拾ってくれようとしてくれるも、また前の席に2つ前の席の人も
拾ってくれようと、また前に転がる始末。
「すいません。ありがとうございます、すいません。」私は
知らない人たちにあいさつ回り。
ようやく、5,6隻前の席にて拾って頂けて、座席に戻るときも
「ありがとうございました! 無事捕獲できました!」とあいさつ回り。
「よかったね。」などとお声かけ頂き、人の親切に触れて幸せなのだが
恥ずかしい。
(私ってば、もう!)と思いつつ。席に戻りました。
さあ、旅は始まったばかり。(旅の恥は掻き捨て)ともいうし。(マナーモラル、ルールは別) 気を取り直す。
私「ちょっと振っちゃった状態だけど、だいじょうぶかなぁ。」
同僚「そういう時は、缶のプルタブのところ、10回指先で軽く押してやればいいんだって!」
(へえー、そんな裏技ってあるのねー)
と、裏技を使い、缶を開けました。
すると、どうでしょう。思いっきり私はビールを浴びました。
顔と、オーバーオールのジーンズに。(シートが濡れなくてよかった)
その時、同僚はいつの間にか、タオル出して防いでいて、
まんまとはめられた。と2人で大笑い。
※(実際、振ってしまった炭酸などの缶飲料は、開ける前に缶全体を
まんべんなく、フォークとか棒状のものでたたくか、
水平なところで、何回か、ゴロゴロ右往左往させて
気泡を小さくすれば大丈夫らしいです。)って裏技はあるみたい。
それにしても、飲んでもないのに、酒臭い私ってばどうよ?!
楽しい旅行でした。
で、この頃、コールセンターでのお仕事に従業してたんだけれど。
会社の方たちと、流行したお菓子について話してました。
毎年のようにありますよね。
【ナタデココ・ティラミス・チーズ蒸しパン】
【メロンパン・白いたい焼き・タピオカドリンク】
その会話の中、
会社の中で一番若い子たち3人も休憩に入ってきて、
「今一番流行ってる、お菓子って何?」って話になった。
(うーん、生キャラメルかなぁ?)と思っていたが、
若①「やっぱ、焼き氷でしょ!」って言うの。
(えぇ!かき氷じゃなくて、焼き氷?!そんなばかな!)
でも、流行に早いのって若い子たちだし、、、
私たちは、もう興味津々。
私は前のめりで「どういうもの!それ!詳しく教えて!御願い!」
若② 「五平餅みたいに串にささっていて、表面がこんがり焼いてあって、、味は蜂蜜か、メイプルシロップか選んでかけて食べる。」
「とにかく、焼きたてが一番。」と若①も言う。
私「ありがとう!奢るからみんなで帰りに食べに行こう!!」
そこで
若③「ごめんなさい!! これ、全部嘘です!」って
若②「エイプリルフールなんで。」
若①「本当にごめんなさい。」
(え)
みんな信じてて、すっかりやられた。
(そうよね、普通に溶けるわよね。やられたわ。)笑った。
正直、氷だから、2,3本いけちゃうかな。なんて考えもしてた。
こういうウソならたまには楽しい。
そして、こういう時は可愛いおバカさんでいいなっって思う。
けど、本当のおバカさんかも知れず。だから厄介。
焼き氷、食べてみたかった。未練。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます