第6話 喫茶店について
全国でも個人店も含めて喫茶店が多いと聞くんだけれど
少し歩いたらそこら中にある感じはする。
検索しても、たくさんありすぎて。
チェーン店もあるし、名前とのギャップがすごい個人店も(名前がキャッスルとかロマンとかベルサイユなんだけれど、どう解釈すれば正しいのか分からない所とかね
お店がすごく和風だったりさ、絶対ベルサイユじゃない!って感じね。)
私も、コーヒーも紅茶も好きだし、家でくつろぐとは別によく行きます。
プリンにサクランボとか生クリームついてたり、家ではやんないもん。
そういうのも楽しいのよね。
昨日、市内で大きなマラソン大会があって選手たちは車道を走るために一部交通機関が使えず渋滞。私は巻き込まれたストレスの中、
「ここは人が走る場所じゃありませんよ!」と
選手を見つけたら叫びたい気持ちになった。いつも使っている道路も使えないため
あまり通らない商店街の前を通った。 日曜日なんだけれどね。
ほとんどの商店街の店のシャッターは閉まってて、潰れてしまっているんだろうなと思われるお店もたくさんあって、寂しい感じ。
改めて、商店街って利用することなくなったなあーと思った。
私も大きい店で買い物しちゃうし。で、その中。最初は読めなかったけれど、シルビアという喫茶店があって、そこは開いていた。 店名がね、本当に読むのに、まず時間がかかった。
(詩琉緋亜)ってなかなか読めないでしょ?まるで、昔のヤンキーのハッピの
後ろに書いてあった字みたい。 渋滞のストレスにお茶を飲むのもいいし、
店に興味津々の私は、立ち寄りました。
店の中は馴染みであろう近所のおばあさん、隣の店のおじいさん、とか
ご年配の方だらけで、私が入っていくと、誰が店の人かわからないくらい、そこにいるおじいさん、おばあさんが「いらっしゃい」「こっちあいとるで」「こっちあったかいよ」と声をかけてくれる。
私は(まさか、みんな店員?)そんなはずもなく、奥のカウンターからひょこっりと
小さなおばあさんが現れ、「何を出してあげようかねぇ」と言った。
私はこのアットホームな店の雰囲気にストレスも消え、暖かいコーヒーを頼んだ。
店内のおじいさんおばあさんは、めずらしく若い人が来るのか私にそれはそれは優しくしてくれて、まるで小動物をかわいがるようなまなざしだった。
私はみんながあまりにも愛想がいいので(もしかして、コーヒー一杯1万円とかりして。)と疑うくらいだった。
すると、電話が店にかかってきて(ピンクの公衆電話)店のおばあさんが「はい。シルビャーです。」と言った。
シルビアって私確か、花の名前だと思ったけれど
「シルビャー」なので(名古屋弁)「シルバー」に聞こえる。
でも、
どちらにしても間違いないな、と妙な納得をして私は店を出た。
追加
花の名称、調べたら(サルビア)が正解
春から夏に咲く、赤白紫の花のようです。
シルビアはわかりません。
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