「ブロックするなんてプロ作家としての意識が低い!」←コレ
どうも、熊ノ翁です。
「なろうアンチの連中は文章ヘタクソ」だの「日本の擬人化コンテンツは美少女モノばかり! 男の擬人化なんて見た事ない!」だの、連日ホットな話題がてんこ盛りで真夏日が続く創作界隈ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ゴキブリとハイエナを足して2で割った方の性別のゴキエナ男子な熊が、今日も今日とてTwitterで創作界隈でよく燃えそうな薪を求めてソロキャンしていた所、丁度手ごろなブツを見つけまして。
本日はそれについて語っていきますので、皆さんきもちくなって下さい。
てなわけで本題。
「ブロックするなんてプロ作家としての意識が低い!」
これ!
創作界隈で、年に一度は話題になる鉄板ネタですね!。
「特に絡んだ事無いのにブロックされちまったぞ!」という悲しき方は一先ず置いておくとして。
この手の話題でよく聞くのはこんな感じの意見です。
「俺様の有難い指摘を、何故この作者は聞き入れずにブロックするのか。コイツは耳に痛い改善案と向き合うだけの創作への覚悟が無い! この臆病者の軟弱者め! 向上心ってもんは無いのか!? キエエエエェェェェ!!」
うん、何だろう。
いるんよ本当に。
こういう手合い。
さてさて。
それではこの「真の物書きたるもの、部外者からのどんな厳しい声も誹謗中傷も甘んじて受けなければならない」というジャイアニズム溢れるご意見を、何故文章で金を稼ぐプロ作家ともあろう人が聞き入れないのか。
彼らは真摯に創作に向き合っていないのでしょうか?
読者の為に、自作品を改善する気が無いのでしょうか?
その理由について、未だアマチュアな身の熊ですが語っていきます。
結論から言うと「客でも無い害悪クレーマーのタワ言なんぞ、わざわざ聞いてやる義理も必要性も作者には無いから」です。
「プロでもないお前が何でそんな事断言できるんだよ!」というご意見もあるかと思いますが、いや別にこんなもんプロでなくとも理由わかるっしょ。
ええと、考えてみてください。
あなたがお店を経営している店長さんだったとして。
お店を気に入ってよく通ってくれるお客様達と、今まで商品買ったかどうかも怪しい、店に文句垂れてばかりのクレーマー。
どちらの言う事を聞いた方が、お店は繁盛するでしょうか?
よく店を利用していて、気に入ってくれているお客様の期待に応える方ですか?
それとも、文句垂れてばかりのクレーマーの意見を聞いてやる方ですか?
順当に考えて、店に来てくれているお客様の期待に応える方が繁盛しますよね。
なにせこの店を気に入って来てくれてるわけですし。
そういった方に向けて商品やサービスの質を高めて顧客満足度を上げた方が、リピート率も高まるでしょう。
逆に、店に来た事あるかも怪しいような連中が吐き散らかす不平不満を聞いた所で、そいつらが店に来る保障はありません。
言いたい放題好き放題文句を言ったあげく、飽きたら別の場所へ難癖付けにどっか行っているというのがオチです。
あなたがどれだけクレーマー向けに店のサービスや質を改善しようと、彼らは見向きもしませんし、改善した頃にはもう店にいません。
そもそもそいつら、気に入らないあなたの店の事なんてどうでも良いんですから。
で、そんなクレーマーのニーズに合わせてサービスや扱う品を変えてしまった店は、今まで満足して店に通ってくれていたお客さんからすると別物に代わってしまっているわけで。
まあ、来なくなる可能性高まりますよね。
もちろん、クレーマーが的確な指摘をし、今通っているお客様達からさらに支持されるような改善案を出している可能性も無くはないです。
が、その可能性は極めて低い上に、なにより信憑性がありません。
業界の優秀なアドバイザーで、あなたの店の顧客状況まで的確に把握しているような人がタダで厳しい指摘をするなんて事はまず無いでしょう。
言ってくるのは自称有識者気取りの勘違い野郎な場合がほとんどです。
となると、聞く必要などまずありません。
聞いた所で、今までのお客様を失う可能性が高まるリスクすらあります。
だったらシカトするわって話ですよね。
クレーマーの文句聞いても従来のお客さんからは逃げられるし、当のクレーマーも寄ってきませんし。
作家さんもそれと同じです。
彼らは基本的に、自分の作品を楽しんでくれる人に向けて作品を作っています。
自分の作品を読まず、気に入らず、口汚く罵るような輩のために作風を変えたり話の展開を決めたりした所で、今までの読者の信用を失うだけ。
だったらそんな連中は見つけた時点でブロックした方が精神衛生上良いと考えても別段不思議ではありません。
また、どれだけ正しい指摘であったとしても、自分のモチベーションが下がるのならばシャットアウトしたほうが賢明です。
無惨様のパワハラ会議に喜びを感じる魘夢の如きメンタルをしている人ならともかく、そうでないなら否定の言葉を浴び続けるのはただいたずらに心を摩耗させるだけです。
壁作って距離取っといた方が良いでしょう。
書けなくなって商品を提供できなくなるのは、一番最悪な事ですし。
週間漫画の編集部だって、作者にわたすファンからの手紙は文句や否定的な物ははじいたりしているわけですし。
作者のモチベを奪う物は全て害悪です。
プロ作家こそその辺のメンタル管理には気を配る必要があるでしょうし、そうなるとブロック機能を使用するのはむしろ当然の事なんじゃねえかなと思いますな。
とまあ、こんな所ですかね熊の意見としては。
単純に損得勘定で考えて、自称有識者様の厳しい意見を受け入れるメリットが思い浮かばないんすよ。
だもんで熊のTwitterアカウントをブロックしているプロ作家の方々も、別に創作者としての心構えが出来てないわけでも、作品と真摯に向き合ってないわけでも無いかと思います。
まあ、熊は人様の作品を名指しで「これはクソだ!」とディスる事はまず無い、というかサメ映画位しか今の所は無いわけですが。
単に熊のツイートが目障りだったんだろうなって。
悲しいけど、それがTwitter。
「ブロックするなんてプロ作家としての意識が低い!」←コレ……END
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