俺達! 両想いだったのに、、、何が違ったのかな?

神石水亞宮類

第1話 俺達! 両想いだったのに、、、何が違ったのかな?




俺達! 両想いだったのに、、、何が違ったのかな?



私は好きだった彼にそう言われたの。

お互い想い合っていて、好き同士だったのに彼とは上手くいかなかった。

もう彼とは別れてしまったのだけど、、、?

今でも想うのは、”どんなに想い合っていても、私は彼の気持ちを本当は

何も分かっていなかったのかもしれない。”

どこか? 私は彼の事を何でも分かっている気でいて、彼の本当の気持ち

を知る事が出来なかったんだと思う。

きっと彼も私と同じ想いだったのだと思うな。

”両想いだからといって、必ずしも上手くいくとは限らない!”



・・・彼と付き合い出した時は、既にもう両想いだったし。

私は周りの友達にも、”自慢げにその事を話していたわ!”

私と彼はお互い運命の人で、なんでも分かり合っているとかなんとか、

今考えると? 凄く恥ずかしいけど。

お互い両想いだと分かって、私はなんて幸せ者なんだろうとその時、

本気で思ったものよ!

”私は運命の人とこの短い人生の中で出逢う事ができたんだ”ってね!



でも違ったことが分かった時は?

ショックで何日間は、寝込んでしまったの。

”今でも彼が私の運命の人だとどこかで想っているわ。”

彼がまた私の所に戻って来るんじゃないかって何処かで

私は思っているの。



でも? ある日、、、。


『瑠依か? お前、ここで何してんの?』

『えぇ!?』



私は一瞬! 私に話しかけてくれた男性が、彼だと想って

嬉しくなって直ぐに振り向いたの!

でもね? ”全く違う男性だった。”

私の幼馴染で、もう随分会ってなかった男性だった。

私は少しガッカリした表情で男性に話しかけたわ。

そしたら? 幼馴染の男性は、こんな事を言ったのよ。



『・・・あぁ、』

『”なんだよ! その残念そうな表情は? 他の男と勘違いでもしたのか?”』

『えぇ!? ち、違うわよ、』

『”相変わらず、嘘が付けない奴だな~!”』

『だ、だから! 違うって!』

『まあ~いいけど、少し時間があるなら、今からお茶でもしないか?』

『・・・あぁ、別にいいわよ。』




この時の私は、あまり彼に期待してなかったの。

でも? いざ、二人でお茶したら、、、? 

面白いし、気が合うと気づいたわ!

彼と連絡交換もして、時々私は彼と会うようになったの。

それから何度か彼と会ううちに、私は彼と付き合っていたのよ!

彼とは? ”運命を感じた元彼とは違って、何も感じなかった。”

でも? スッと自然に彼とは分かり合えて、気を遣わず気楽に何でも

話せる男性なんだなと感じたの!



今でも一緒に居て、何でもお互い話せて気を遣わないいい関係よ。

”ひょっとして? 今の彼が私の運命の人なのかなと今は思うわ!”

ドキドキしたり緊張すらしない彼だけど、、、?

彼と一緒に居ると、私はいつの間にか安心しているのよ。

元彼には? ”いつもドキドキして私は胸がきゅんきゅんしてたから!”

心が締め付けられるようなそんな気分になっていたのよ。


 

これからは、彼とこの先も一緒に生きていきたいと私は想っているの!

だからこれからも私を捕まえていてね。

もう離れたくない! 

私だけを見ててよね! 

そう私に誓って!

ねえ? お願い!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺達! 両想いだったのに、、、何が違ったのかな? 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ