句集「ようよう白く」

沼津平成

第1話 小説 Part1(3句)

・パソコンの立ち上がる音風薫る


【沼津平成の自解】


 パソコンの立ち上がる音って美しいと思いませんか? MACのノートパソコンのジャーンという音、WINDOWSのワーという何かが回る機械音(?)……。

 そしたら、不意に風が吹いてきた、という句です。


・「卒業の夏」に耽る夜虫の声


 「卒業の夏」が大好きすぎて読み耽っている夜、いつの間にか虫の声が聞こえていました。


・小説という夢を抱く天高し


 ファンタジーなんか、一種の夢のようなものです。現に、夜は布団で空想のお話の大会(あるいは、それもどき)が開かれている家族もあるではないですか。


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句集「ようよう白く」 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel

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