純粋で無垢な彼女は僕のことを「君は純粋だね〜」と大人ぶってくる。いや、君にだけは言われたくない!!!

ll_l_l!新葉 文

プロローグ(ヒロインはまだでてきません。)

「喜一、大丈夫?忘れ物確認した?髪しっかり整えた?ほら!制服に埃がついてるじゃない!」

「分かった。分かったから!大丈夫だって!」

今日4月9日、幡山喜一15歳、このドアを開け新たな一歩を踏み出すのだ。

ヒュ〜〜

ドアを開けると冷たい風が入ってきて背筋が凍ったのだった。


— — — — — — — — — — — — — — —


僕は中学時代をほとんどゲームに費やしてきた。二次方程式はおろか、掛け算もあやうかった。

が、しかし、だ。中3の秋に勉強に目覚め、もうそれこそ死ぬ気で勉強した。

そして今日、県内No.1と言われている羽山高校の入学式に至るというわけだ。。


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「ッッ寒ッむ、、じゃあいってくるね!いつもありがとう!」

寒かったけど、それでもなんだか日差しが暖かく感じた。高校こそは思いっきり学校生活をエンジョイするぞーーー!







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