Rp:4 ジェネリック医薬品 その1
谷口は門前クリニックの現院長で、2代目院長にあたる。
ジェネリック医薬品(以後GE)は効かないという医者いるのも確かだが、実際は違う。
GEが発売、薬価収載されるにあたって重要なのは「生物学的同等性が示されたか」どうかだ。
簡単に言えば、先発品と同じかどうかだ。
現在ジェネリック医薬品として薬価収載されているものは全て先発医薬品と生物学的同等性が示されたもので効果は同じとされている。
抗てんかん薬に関しては学会が後発品への変更後発品同士の変更に関しても慎重な意思を示しているので、ここだけは例外といえる。
とにかくは、先発医薬品とGEに関しては基本的には効果も同じというわけだ。
「谷口先生はあまりGEに関して良いイメージを持たれていないんですね。
ちなみに、先生がそのようなことを言っておられたのはいつ頃の話ですか?」
「そうですね、、少なくとも令和になってからは聞いていないかも。
となると、6年は前でしょうか。」
「でしたらもしかして先生の考えも変わっているかもしれませんね。
処方箋はどうなっていますか?」
「先発名の処方が多いですね。チェックがついているものもちらほらあります。」
「わかりました。お昼にでも少し先生と話してみますね。」
基本的に処方箋の変更不可欄(医療上必要)にチェックがついていない場合、患者の同意が得られた時点で薬局側で変更するのは問題ない。
しかし今回はチェックがついているものもあるようなので、
僕は今後もお世話になるであろドクターに挨拶がてら話をしに行こうと決めたのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます