薬剤師 桜井一
薬剤師 桜井一
Rp:0 薬剤師の現実
薬剤師と聞いてどのようなイメージを持っているだろうか?
楽な仕事で高収入。
そう思われている人も多いだろう。
『薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする』
これは薬剤師法第一条に記載している文言だ。
すべての薬剤師はこの条文を胸に仕事をしている。
と同時に、薬剤師はこの条文のように『国民の健康な生活を確保』すること以外にはとても疎い人が多い。
特にお金。
薬局薬剤師の数は約32万人。この内、せいぜい5,000人程度だろう。
薬局の運営、経営を簡単だと思う人も多いだろうが、現実はそう甘くはない。
門前の薬局だと勝手にお客さん(患者さん)は来るし、処方箋を受け付けるだけで調剤基本料も算定出来る。
しかしその分レセコンやリースの機材の支払いは一般的な飲食店よりも高額だ。
どの業界もそうだが、薬局業界も時代の流れに沿った運営をしなければ儲かる薬局にはならないし、生き残ることも難しくなってくる。
2024年7月
コロナ禍も収束の兆しが見えた夏の日に僕、桜井一に事業承継の話が舞い込んだ。
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