第12話

なんでもない仕事の関係上から話すことも会うことも増えた。



「はい!」



がんばります!と、まだまだ経験の浅さはあるものの、ドラマや映画での共演も彼の吸収の速さや未熟さから、



先輩としては指摘し、時には叱り、褒めてやり、気さくな彼との付き合いは先輩後輩としてはもちろんのこと、友人としても急速に成り立っていったのだ。



プライベートでもちょくちょく連絡を取り合うほどには、仕事での共演が多かったこともあり、



「アキさんって、見た目とのギャップがすごいですよね〜。ふんわり可愛い系なのに口調はなんか男らしいし。」


「あたしは昔からこれなんすよ。たまたまそのギャップで売れたんす。」


「可愛い系の服着るんだと思ってたら私服は結構ポップ系ですもんね〜。」

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