第4話
そんなものできた試しもなけりゃ、そんなことしたら寄ってたかってスクープに持ち上げるくせに。
なんて考えてしまうあたしの捻くれっぷりは現在進行形で自分の時間が取れない仕事に費やされるのである。
もちろん、そんな揚げ足取るような悪態なんて吐く気もないし、
この仕事を選んだのはあたしなんだから、不満はあれど、そういう仕事なんだから仕方ないと割り切ってもいる。
人気者って維持するだけでも大変で、落ちぶれるのは簡単っていう細い糸の上で綱渡りしてるんだから。
「いいよいいよ、二人とも〜っ。じゃあ今度はアキちゃんがナツくんにまたがってちょっと誘うような目線をくれるかな?」
際どい要望にも笑顔で答えなきゃいけない。
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