brownbear books

Chill_

第1話 クマのブラウン

ここは自然豊かな森の中。

クマのブラウンは居ました。


春の木漏れ日に誘われて、巣穴から のそりのそり。

暖かな気候が、ブラウンの長い眠りを 覚ましたのです。


冬眠から出てきたクマは、茶色で とても大きな 寝癖の跳ねた 大きな優しい茶色いクマでした。

辺り一面 雪景色だったブラウンの住む森は、

いつしか新芽が生え、草花そして木の実の豊富な

自然の豊かな森林へと 姿を変えていたのです。


さて、ブラウンには 大好きな友達がいます。

川の水を飲むついでに 森の奥 友達の住む処まで、

『そうだ散歩がてら 会いに行こう。』


川は 野ウサギたちの住む巣穴の そのまた向こう。のそのそ進むと、

見えてきました、川のせせらぎが 春を感じさせます。

まだ冷たくておいしい水が ブラウンの口を潤しました。

そして、ブラウンの他にも 動物が 。

春の木漏れ日の中、川の水を飲みに来ていました。

鹿のオスが

『やぁ。ブラウン、すっかり春だよ。』


小さなネズミも

『おぉ。ブラウン、しばらくぶりだ。』


ウサギのメスが

『まぁ。ブラウン、あなたやっと起きてきたのね。』



やぁ。ブラウン、


ブラウンは動物達と友達です。


ブラウンは 森いちばんの友達の処まで行く事を告げると、『またね。』と川を後にしました。


草木を抜けて 森の木々たちを横目に進むと

見えてきました、フクロウ達の木です。


あれ?でも フクロウは夜に飛び立つ動物だったような。。。

おひさまの時間には夢の中です。


ブラウンは フクロウと一緒に 森を散歩しようと思っていたのです。

冬の夜 冬眠をするクマのブラウンと

冬の夜にも飛び立つフクロウ達。


冬の夜 きみの目で見た雪の降る夜を ぼくに聞かせてくれるかな。

ブラウンは、ふくろう達の飛ぶ 寒い夜を、

羽の無い ぼくも一緒に飛べたらと

ブラウンの見る事のない『フクロウの夜』を 木漏れ日のなか、見上げた空に 思うのでした。

ブラウンは 皆の集まる川に戻り 小鹿やネズミ、魚達とも仲良くわいわい 夢から覚めるフクロウ達を 待つのでした。




フクロウ達が 冬の季節に見た森林を もっと良く知る動物 のお話は 次のページから。



皆もよく知る 動物が 出てきますよ。

さぁ。ページを捲って読んでみましょう。



































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