第3話 これからどうしよう。の会
「勢いだけで来ちゃったけど、これからどうしようかな」
この男、我慢していたことを吐き出すだけ出してスッキリしていたのである。
「はぁ、とりあえず両親に報告するか?・・・・・いや、止めておこう。何があるか分からないし、万が一の時のことを考えて行動しなければ」
そう誓った、───────────────────…はずだった。
「ちょっと!
「あー、ごめん色々事情があってさ」
「そう?ならいい。とはならないわよ!!急に辞めるって何よ、異動とかすれば良かったんじゃないわけ?前の課に戻ってきなさいよ。せっかく、私が居るのに」
「それはホントごめんね、また今度会った時に話そう。また今度ねー」
「あ、ちょっ」
何か話した方だったが遠慮なく電話を切った。
相手は同じ会社の同期で、社長の孫である意味有名な
「…バレたら面倒なランキング上位に入る人にバレちゃった。…なんでバレたんやろ?なんか用事あったかな?仕事内容のことか?でも、俺が担当してたやつは入ってなかったような?まあ、いいか今度今度」
さて、これからどうしようか。まだ、朝の10時である。暇だ。一旦家に帰ったっていい。がなにか行動はしなければ落ち着かない。
「こんな時、普通ならどうするんだろな。すぐ再就職とかなのかな?でもこの時期に人材募集してるところなんて、基本的に同じ様な会社ばかりだしな、貯金がない訳では無いからいいんだけど、どうしようかなぁ」
よく見る職なしスーツ男は公園のブランコに乗っているイメージがあったが世間の目を気にするととてもでは無いが耐えられるようなポテンシャルは持ち合わせていないため大人しく家に帰ることにした。
「こんな時間に帰るなんて、初めてだぞ。なんか、ワクワクしてきた」
いつもなら仕事をしている時間であり、外をほっつき歩いている場合では無いためこんな心の余裕があるとは思えなかった。
「足が軽いとはこの事か、今なら空も飛べそうだ」
ルンルンで家に帰る。家の前には人影。
「oh Hello good morning」
「あ、
「・・・来ちゃった。じゃないんだよね?
「いつもの呼び方は?」
「ここでそれは嫌だよ。早く中入ろう鍵開けるから」
「大丈夫。開けれる」
「貴方ね開けれるってそんな・・・・なんで開けれるの?ねぇ?
「合鍵持ってる」
「あ、そうなんだ。あれ?いつ渡したっけ?俺が貴方に」
「ここに住んだ時から持ってるよ」
「持ってるよ。じゃ、ないんだよね持ってたらダメでしょ?犯罪だよ?
「嬉しい、心配してくれるの」
「あ、そうですかーー、それで?なんの用で来たの?」
「…なにもない、今日はオフ日。
「あらー、そうなんだー、それは良かったねぇ。それで?なんの用事?」
「特にない。強いて言うなら家で待ってようかと思ってた。新婚ごっこ」
「あー、そうなのね。貴女のマネさんに連絡してもいい?」
「いいけど、私のオフ日はここに居るって知ってる」
「んー、なら意味無いか。最近はどうよ調子は」
「忙しい、大変、だから結婚しよう」
「最近見ない日無いもんな、売れっ子女優は大変だね。後結婚はしないよ。付き合ってもないのに段階飛ばしすぎでしょ。
「私頑張ってお金稼いでる。最近はあんまりオフ日をくれなかったから
「はいはい、いつものね、こんなこといつまでもしてたら彼氏が、出来た時大変だよー?まあでも、
「そう、私は優良なんだ。どう?欲しい?」
「あぁ、いいと思うよ」
「どう?欲しい?」
「あぁ、いいと思うよ」
「どう?欲しい?」
「あぁ、いいと「どう?欲しい?」割り込んできたな?欲しいか欲しくないかで言ったら欲しいけど俺は1回
「・・・あの時はごめん。なにも考えれてなかった」
「昔は雪女って呼ばれてたもんね。それなのに、今となっては人気な女優って有名な人になっちゃって、大出世だね」
「それもこれも
「そう言って貰えてありがたい限りですよ。」
【悪魔転生】~変な指輪を拾って着けたら転生させられた〜 感覚派閥 @sh1npu
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