私が愛したアイス

@yuu1206

プロローグ

第1話

私が愛した人は、最大の愛を注いだ人は、氷のように冷たい人だった。


「凛くん......。大好き......だよ...っ..」


私の腕で冷たくなっていったあなたは、私が今までに見たことの無いほどの溶けるような表情をしていた。


お願い、溶けないで。


溶けるなら、まだ冷たいままでいてほしい。


そう願っても、氷は暖かさで溶けていくのだ。

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