殺人鬼夏希の一生
櫻井
第1話 ゴキブリシチュー
夏希の家は裕福で、街では知られる豪邸に住んでいたが、夏希からすると家庭環境は最悪だった。夏希は10歳であるが本当の父母をしらない、家政婦さんたちに育てられ、月一回くる父母と名乗る二人に会うが本当にこの二人は本物の親なのかはわからない。夏希は家政婦長のゆめに嫌われていた、他の家政婦とは仲が良かったのだがゆめとは波長が合わず、夢が当番の週一回は毎回ゴキブリの入ったシチューを食べさせられる。次の日に他の家政婦さんに「大丈夫だった?」と毎回聞かれるのがつらい、大丈夫なわけがない、シチューを食べないと外でケツバットを飽きるまでやらされる。30回位で意識は飛ぶがそれでも叩かれてる記憶は薄く残っている。
一度夏希は父母を名乗る人物にゆめのこを話したことがあるが「ゆめさんはそんなひとじゃありません」と父に顔をはたかれ、ゆめにその話が行きその日の夕食はゴキブリと砂利の入ったカレーになっていた、そんなもの食べれるわけもなく、一口も口に入れずにいると「外に出なさい」と言われ井戸の淵に手を置き尻をつきだし、ゆめがバッドでけつを叩く、今日のはいつもより痛かった。なんで私がこんなことされるんだろうと思いながらケツバットを耐えていた、今日は40回くらいまでは耐えたと思うが意識はなくなっていた、いつもなら意識をなくしても部屋まで運んでくれるが
今日のゆめはちがった、そのまま夏希を外に放置し雨が降ってもそのままのにしていた、次の日出勤してきた家政婦に「どうしたの?」と声をかけられ夏希は意識を取り戻した。「またゆめさんにやられたんでしょ?」と家政婦がいうが夏希はなにも言わなかった、何かをいって告げ口された時の方が怖いので自分の意見や感情を心の中にしまった、これ以上いじめられるわけにはいかない、家政婦さんに体をふいてもらい自分の部屋に戻ると、別の家政婦の八代さんがやってきた、名前はおばさんくさいが
21歳でこの屋敷では一番若く夏希も信用できる相手だと思い八代だけにはいろんなことを話すようになっていた。そんな八代もゆめにいじめられたいた、何をやってもダメ出しをくらい、叩かれるというのが日常茶飯事で八代もゆめに苦手意識を持っていた。「夏希ちゃんゆめさんを殺さない?」といい夏希をびっくりさせた、夏希もゆめが死ぬならこしたそれにこしたことはないと思ったいたので殺す方法があるなら知りたかった。「私実は夏希ちゃんと同じくらいの時に人を殺したことあるの」と言い八代はその頃の事を語りだした。
八代の家は一軒家ではあったが片親で貧乏で母親がどこかのパン屋からもらってくるパンの一かけらが朝昼晩の食事だった、母が仕事から帰ってきてなにかいやなことがあると叩かれるのは日常茶飯事だった、そんな日常に嫌気がさし、八代は母親が寝てる間に灯油を撒き家に火をつけ母親を殺した。
夏希はその話を聞き興味を覚えた、そんなんで人を殺せるなら私も殺したいとすら思った。ちょうど明後日がゆめの宿直の日でこの屋敷で寝泊まりもする日になっている。「八代ちゃん、それ私にもできるかな?」というと八代は「できるし、協力するよ」と返した。こうして二人の殺人計画がはじまった。
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殺人鬼夏希の一生 櫻井 @usamimi0923
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