第3話 友達と遊び
「ここがドンクですか」週末、私はクラスの友達とドンクというデパートに遊びに来ていた。
「そうよ!かな」
「いつの間にか名前呼びになってたんですね」
「同級生なのに苗字で呼ぶのは堅苦しいじゃないの」
「まぁ、それも一理ありますが」
「私のことはみほでいいから」
「みほね」
「なんだよ!名前で呼びあって!」みほと名前で呼びあっていると他のクラスの子も名前で呼んで欲しいと言ってきた。
「分かったわ!名前で呼ぶから名前を教えて!」
「あれ?まだ名前教えてなかったっけ?」
「えぇ、あいにくまだ教えてもらってないわね」
「俺はたくま」
「僕はたかし」
「私はみうよ」
「よろしく、私はかな」と言うと全員に知っていると言われた。
「こんなとこでいないで早く中に入りましょ!」
「そうだな」私たちはデパートの中に入ることにした。
「どこから行く??」
「そうね!まず、何があるの?」
「色々なのあるよ?服とか」
「今は何か食べたい気分なのよね」
「じゃあ、フォーティーワンに行きましょ」
「なんですって?」
「フォーティーワン、アイス屋よ」
「美味しそうね」私たちはアイスを食べに41へ向かった。
「やっぱりアイスは美味しいわね!」
「そうね!これは美味だわ」
「だろ!」41のアイスは私たちの中で人気だった。
「アイスも食べたことだし、次はどこ行く?」
「そうね映画館はあるの?」
「もちろんあるぜ!確か3階だ」
「行ってみよ!」アイスを食べた私たちは映画館に足を運んだ。
「オススメはある?」
「そうだな」
「私は『最後に笑うのは誰か』かな」
「へぇ、聞いたことない!面白いの?」
「面白いわよ」
「じゃあ、それにしましょ!」
「俺的には『迎撃の挙人』の方が好きだけど、まぁいいか」渋々見た男子達も号泣しているようだった。
「さて!そろそろ帰りましょうか」
「そうね!私は迎え来てもらってるから」
「そっか!じゃあまた月曜日、学校でね!」
「えぇ、今日はありがとう」そういうとたくま達は帰っていき私は姉の待っている車へ向かった。
「おつかれ!楽しめたかい?」
「とても楽しかったわ」
「それなら良かった!それにしてもいきなり友達と遊びに行くことになったって言われた時は驚いたよ」姉、佳奈子は数時間前のことを思い出す。
「ん?かなちゃんから電話?」
「かなちゃん、どうしたの?」
『姉さん、クラスメイトと明日遊びに行くことになったわ』
「もう友達が出来たのね」
「えぇ、それよりどんな服を着ていけばいいのかな」
「友達と遊ぶんでしょ?服なんてなんでもいいのよ」
「そういう訳にはいかないよ」
「なら、姉さんが明日選んで上げるわ!」
「ほんと?ありがとう」
「ふふふ」
「どうしたの?姉さん」
「嬉しいのよ。かなが友達と遊べるようになって」
「どうしたの?急に」
「なんでもないわ!今日の晩御飯食べてかなちゃんの好きなハンバーグよ!」
「やった!ありがとう」
「明日からも勉強頑張ってね」
「もちろん」次の日、宿題が終わっていないことに気付き日曜日は宿題をして終わったため私の楽しい休日はあっという間に幕を下ろした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます