囚人の帰宅

NiceWell

第1話

帰れ、サナト。

「はい、ありがとうございます」

立派になったなでもまだ社会は広いぞ。

「はい、勉強してきます」

ああ、達者でな。

「はい、はい。。」


ーーー

僕という人間について

説明を省いていいだろうか

事実、囚人であり、事実不出来である。

君たちがここへ来た件について

僕は誇らしく思う

それは社会であり

また僕の憩いといえるからだ。


では、季節あらたに世界へ漕ぎ出す。


さよなら。


すべての同志たちよ。

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