毎日に彩りを

梅雨月

プロローグ

 いつも思ってる。この変わらない,ひどく退屈な日々が続くのだと。私は眠り,そして気付けば朝が来る。ただ消費するだけの毎日になにかを感じることもなくなっていた。

 今日は高校の入学式だ。普通は新しい生活にワクワクドキドキするものなのかもしれないが,そううまくはいかない。重い腰を上げてそろそろ学校へ行かなくてはならない。

はぁ、

と一つため息をついて今日がまた始まった。

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