陰キャが異世界で無双します。
@ihuyun
第1話 陰キャの転生
「や、やばい。なんなんだ。ここは。」
俺は今見知らぬ、森の中のいた。
ーーー1時間前ーーー
「暇だなー」
いつも通り誰かと話すわけでもなく、ただ真面目に授業を受けて飯を食って眠るだけの毎日。
「はあ、俺にも彼女や友達くらいいたらなあ。」
自分で言うのも何だがアニメを見まくってモテる方法くらいわかるし、ネットミームだってたくさん知ってて、そこらの陽キャよりもギャグセンは絶対にあるはずだ。
「社会人になってから友達作り開始するかあー」
そう。今は友達を作ろうとしていないだけ、その気になれば友達どころか彼女だって簡単に手に入れられるんだ。
そんなことを考えながらいつも通り下を向きながら帰っていたら突然後ろから大きな衝撃が走った。
「う、うわああーー痛えええええーーーー」
こんな悲鳴をあげたのはいつぶりだろうか。だがそれくらい本当に痛かったのだ。次の光景には車が自分に衝突しているのが見えた。運転手らしき女が青ざめた顔でこちらを見ている。女の人に見つめれたのが久々だったせいで緊張してしまい、声が出なかった。少し周りを見てみると自分が血まみれになっている事がわかった。もう死ぬんだなと悟ったとき、何か言わないといけないと思って、
「ま、前から車が、、、」とついネットミームを言ってしまった。すると女が
「だ、大丈夫ですか。い、今なんて言いました?」
とかほざきやがる。ネタを披露したのに、ツッコんでもくれないし、しかももう一回言えとか言ってきやがる。これだからネットミームも知らない女は嫌い何だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます