【PV1の底辺作家と見る】書きたくないものを書く、とは？

書きたくないものを書く、とは？

　私は文章を書くことが嫌いです。

　以下はほぼ愚痴です。文章が無理だと感じたら即ブラウザバックをお勧めします。

　　「じゃあなんでカクヨムみたいな小説サイトにアカウント作って小説の連載なんかやってるんだよ……」と思われることでしょうが、それはごもっともです。

　というのも私は文章を書くことが楽しいのではなく、文章を書くことに伴う「リアクション」が好きなのだと思いました。これは最近の悟りです。

　絵でも文章でも身内にしか公開しないのにやたらクオリティの高い作品を量産している神みたいな人がたまにいますよね。そういう職人タイプでは決してない。もっと言えばそこにクオリティも伴わない。終わりです。

　そこで「何が嫌いなんだろう？」と思ったんですよね。嫌いは嫌いでも言語化出来ない現象は喉に痞えた魚の骨みたいで何とも気分がよろしくない。

　例えば何を書いてもほぼほぼ無反応なこと──これは自分の才能不足であろう！という点に行き当たりますよね。

　さて某サイトで

「評価を目的に書いている作品で小説サイトに1X話投稿してPV1900なら連載やめた方がいいですか？5X話書いてPV1900の(ジャンル名)よりはマシですが。基本1話更新して100前後しか伸びません。

※(中略)(自分と無関係な箇所は省略)

「創作意欲が回復するまで離れる」はもう散々やったので駄目なら向いていないと思うのでやめようと思います。自分にはこれを仕事にしたい、本を出したいという希望があるわけではないです。ただ自己満足で満足できず、書いた文量に対して虚無感が凄いので気持ちが離れていってます」

　というような質問をしてみました。

　大方事実です。

　……話が脱線事故を起こしますが、先日「人様の原作をお借りして書いている作品」について『(そのジャンル)を書きたくない』という趣旨の投稿をされて炎上している方がいましたね。これに関しては賛否あるのでしょうが、「顧客と原作者の方が見ているところでやってはいけない」という結論を出しました。

　はい。それで私は小説書いてる名義でこんなの書いていますが、いいんです。底辺作家かつ別に誰の作品を預かっているわけでもございませんので。開き直りです。

「なぜ毎日投稿にしなかったんですか？毎日三千文字書くことは難しくとも、ストックを貯めてから投稿することは可能だったはずです。

毎日決まった時間に投稿するということは、読者に対して一つ約束をするようなものです。

いわば、作者にとっての数少ないアドバンテージ、それを放棄する作品が人気を得たいというのは、ちょっと虫が良すぎるのではないでしょうか？

もちろん、個人の趣味で書く分には、私もこんなことは言いません。

前言を撤回しますよ」

　すごいのが来たので、とりあえず上げておきましょう。

　書籍化したい！仕事にしたい！は否定しているのにこの勢いで嚙みついて来るあたり、日常生活で相当なストレスが溜まっているのでしょうね。

　はい、人気を～というのは否定しませんがPV〇万！とかそこまで求めてないんですよね。「4千字書いてPV1」は虚無感が半端ないって話で。

　──じゃあどうやったらその虚しさから解放されるの？

・テンプレにならい人気の異世界ジャンルを書く

・人目を引くタイトルを考える

・2000字程度にまとめる

・毎日投稿する

・構成を工夫する

・宣伝する

　ご丁寧にもアドバイスをくださった方々※の意見を上げてみました。

　結論から申し上げますと「全部面倒くさい」

　はい、虫がいいですね。だけど私はこういう人間なのです。

　拒絶反応が出た方はもう読まない方がお互いの心の為です。

　まず「テンプレ」と「タイトル」

　これね、普段から読む方は「テンプレはこうだ」が分かるのでしょう。私にはにわか程度の知識しか御座いません。それでいて「売れる為に流行のジャンルを読むこと」が苦痛です。これって要は『勉強』ですよね？

　本気で書籍化したい、作家として食べて行きたい人には資格の勉強のような感覚で打ち込めるのかもしれませんが私には無理でした。そして「自分が書きたいことではないな」で終了しました。勉強だって好きでもない科目、試験が無ければ読もうとすら思わない人間でしたからね。

　そして「2000字程度にまとめる」「毎日投稿する」「構成を工夫する」

　2000字……無理です！

　私にとって2000字は「今回書くことないな」という時の文量です。放っておくと4000字ぐらい行き、アドバイスによると分割すればよいらしいのですが、「その4000字の中で話が動いてない」ので突然分割されると意味不明なことになります。

　短くて濃い内容、テンポ良く……これは先述の『勉強』が必要になるでしょう。結局人気からは逃れられないのです。

　「毎日投稿」

　これは上記に混ぜようか悩みました。

　これ簡単な事のようで大変です。構成が決まっていてストックがなければ成し得ないことでしょうからね。そうでない方もいるとは思いますが。

　私は「何も無い状態で毎日投稿して何も得られなかったら？」と思ってしまったのでもう根っから向いていないのでしょう。

　最後に「宣伝する」

　これはSNSで友達を作るだとか作家のグループに参加して作品を紹介し合うみたいな感じらしいですが、正直「そこまでして評価得ようとは思えんな……」と思ってしまいました。

　重ね重ね言いますが、本を出したいわけでも作家になりたいわけでもないです(ダメすぎてなれる実力じゃないでしょうね)

　だからそこまでして……と思ってしまうのは「私だから」なんでしょう。

　趣味で評価される為に営業しないといけないって何なんだよ、と思ってしまいました。

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　PV1とか虚しすぎるだろ！に始まり、何故ここまで大袈裟な話になってしまったのか自分でも分かりません。

　「努力しろ」か「趣味でやっているなら文章書くこと自体が楽しいんでしょ？」の意見に二分し、どちらにもう～んというリアクションしか出来ないのです。どちらもイエスとノーの割合が9：1ぐらい。

　評価されたい！と思った時、「小説はコスパが悪い」のかもと感じました。

　私にはいくつも趣味があり、そのどれもが半端で鳴かず飛ばずです。ですが4千字書いてPV1ほど虚しいのは小説ぐらい。

　ヘッタクソな落書きにもいいねを付けてくれる優しい人が数人はいました。

　ありがたいアドバイス※を通して私が言えることは「私は小説に向いていない」と「評価など関係無く創作し続けられる人はすごい！」ということです。

　続けられるだけ素晴らしいです。私には出来ません。偉業です。

　ということなので、もう気が向いた時に更新すりゃいいんじゃないか？いつになるか知らんけど……という境地です。

　この手の記事？には自分の作品のURLを貼って宣伝する流れがありますが、私はしません。PV1とか書いてて読みたい人はまずいないでしょう。

　小説に浪費してきた時間はある意味では高い勉強量だったのかもしれません。